ギルドンと仲間たちは全国をめぐって守貴単(スグィダン)の両班たちを1人ずつ懲らしめていく。一方、ギリョンは盗賊のホン一味が現れた地域の共通点に気づき、彼らを待ち伏せして捕らえようと考える。ドファンの命令を受けたジョンハクもまた、官軍を率いてギルドンを追っていた。そんな中、ギルドンたちは王の贅沢な宴会が原因で民が苦しんでいることを知り、暗行御史になりすまして村を救う。義賊ホン僉知(チョムジ)はますます民に愛される存在になるが…。
ジョンハクはギルドンを陥れる計画を立て、チュンウォン君の奴婢の中にオリニがいたという偽りの情報を告げる。ギルドンは怒りのあまりチュンウォン君を殺そうとするが、幼い頃の怪力を取り戻したモリに投げ飛ばされ気絶してしまう。仲間たちに救出されたギルドンはチュンウォン君が持っていた書物にオリニの名前があることを確認し、妹を探す旅に出ようと決意する。ガリョンは妻として帰りを待ちたいという願いをギルドンに明かして…。
ギルドンの前に姿を現わしたチュンウォン君。ギルドンは彼の質素な暮らしぶりを見て、背後に何者かがいるはずだと確信する。そんな中、ドファンは漢城府のジョンハクことスハクに両班を襲う盗賊の調査を命じる。その正体は義賊として密かに悪人を罰していたギルドンだった。ジョンハクに正体を暴かれそうになったギルドンは燕山君を妓楼に招き、母の廃妃ユン氏の噂話を聞かせる。ノクスは悲憤に駆られた燕山君を慰める役目を仰せつかるが…。
4年後。ギルドンと仲間たちは平穏で裕福な暮らしを送っていた。一方、チュンウォン君はドファンの助けによって燕山君に流刑を解かれ、漢陽に戻る。ギルドンへの復讐には両班男性の民心を利用すべきだというドファンの助言に従い、チュンウォン君は早速行動を開始する。そんな中、ガリョンに縁談が持ち上がり、ギルドンは見合い相手に嫉妬するが、これはガリョンの作戦だった。ついにガリョンは自分の気持ちをギルドンに告白するが…。
銀山の所有者として官職を得たソブリは、キム尚伝(サンジョン)から2カ月以内に大量の銀を納めるように命じられる。ギルドンは銀の生産量を増やそうと決めるが、ソブリの失言によってキム尚伝と対面することに。チュンウォン君を陥れるために王を騙したことを咎められた彼は、禁酒令を利用して王室の財政を潤わせるとキム尚伝に約束するが…。一方、流刑地のチュンウォン君はパク氏からドファンを紹介され、ギルドン一味に復讐をしたいと明かす。