温泉から戻った中宗が高熱で倒れ、意識不明となった。原因を探し出せず処方の効果も出ないことから、侍医と医務官チョン・ユンスに誤診の疑いがかかる。チェ尚宮(サングン)はこれを好機に、兄パンスルを通じて医務官ユンスを抱込みにかかる。
計画通りにことは進み、ハン最高尚宮(チェゴサングン)の身柄は拘束されチャングムも調査対象に。さらに湯治場のアヒルが硫黄を含む温泉水を飲んでいたことから、中宗に毒を盛ったとしてハン最高尚宮(チェゴサングン)の罪が問われることに。チャングムに頼まれたトックは、チョンホと一緒にアヒルの調査に出かける。
チェ一族にとっては積年の不安を取り除く好機、また、オ・ギョモにとっては敵対する政治勢力を一掃する好機とあって、両者は固く結託。チョンホがハン尚宮(サングン)らと関わりがあることを知ったパンスルは、チョンホも一緒に陥れようと思い付くが・・・。
ついに互いの素性を知ったチャングムとハン最高尚宮(チェゴサングン)。胸のうちに秘めていた思いを語り合い、喜びの涙にむせぶ。と同時にチャングムは、かつて自分と母ミョンイの命を狙った人物がチェ一族であることを知る。チャングムが隠していたミョンイの手紙も盗まれており、チェ尚宮(サングン)の手に渡ったと察したハン最高尚宮(チェゴサングン)。チャングムをチェ一族から守るため、先手を打つ。
一方、内禁衛(ネグミ)に戻り、異国の密偵の動向を探るため地方に派遣されたチョンホ。しかしそれは表向きの処遇で、実際はトックの家に潜伏しオ・ギョモ一派の調査を続けていた。チャングムは亡き両親の無実を晴らす手助けをチョンホに頼む。
その頃、中宗は療養のため宮中を出て温泉に行くことになり、水剌間(スラッカン)も同行することに。その湯治場はハン最高尚宮(チェゴサングン)が自ら推薦した場所で、チャングムにもゆかりのある場所だった。ハン最高尚宮(チェゴサングン)らの外出を知ったチェ尚宮(サングン)は、さっそく手を打つ。
チェ尚宮(サングン)に指示され、チャングムの帳簿を盗み出したヨンノ。その中にはチャングムの母ミョンイの日誌もあったが、チェ尚宮(サングン)はそれと気付かず返却させる。ヨンノは料理の秘訣が書かれた日誌と知り、盗み見しているところをハン最高尚宮(チェゴサングン)に取り上げられる。その日誌を見たハン最高尚宮(チェゴサングン)は一目で親友ミョンイの日誌と知る。
一方、ヨンノはハン最高尚宮(チェゴサングン)に見つかったことをチェ尚宮(サングン)に報告。その様子から、チェ尚宮(サングン)もその日誌を書いた人物に思い当たり、さらにそれを持っていたチャングムの素性を悟ることに。衝撃に震えるチェ尚宮(サングン)をクミョンが支える。
一方、宮中物資の横流しは司憲府(サホンブ)を通じて中宗に報告される。危機感を募らせたオ・ギョモらは、自分たちを脅かす人物がチョンホであることを突き止め、チョンホ追放を画策。それを知ったクミョンは密かにチョンホを呼び出す。
競合のやり直しを皇太后に提案したハン尚宮(サングン)。さらに、自分が勝った場合には、事態収拾のため全権を与えてくれるよう申し出る。賛同する后を見、皇太后は今後の采配を后に委ねることに。
再競合の課題は「炊飯」。各厨房の尚宮(サングン)たちが試食し、多数決で決めることになる。クミョンは炊飯の秘技をチェ尚宮(サングン)に伝える。
母の日誌から、かつて母が友人とともに埋めた甘酢の存在を知ったチャングム。甘酢を探し出し、母の友人に宛てた手紙を甘酢の瓶に入れる。チョンホは極秘にすすめている横領疑惑調査のため、内禁衛(ネグミ)から司憲府(サホンブ)に異動。さらなる調査のため、チョンホはハン尚宮(サングン)にあるお願いをする。
新しい最高尚宮(チェゴサングン)のもと水剌間(スラッカン)新体制が発表され、ある役職が復活することになる。
水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)にハン尚宮(サングン)が任命されるも、納得しないチェ尚宮(サングン)はさらに反攻に出る。それを知ったチョン最高尚宮(チェゴサングン)は憤怒のあまり卒倒、病状から、そのまま宮中を退出することに。ハン尚宮(サングン)はヨンセンとチャングムを供につける。一方、チェ尚宮(サングン)は他の尚宮(サングン)たちに呼びかけ水剌間(スラッカン)での作業をボイコット、ハン尚宮(サングン)を孤立させる。
宮中を退出し民家で療養するチョン最高尚宮(チェゴサングン)に、中宗は侍医を遣わす。しかし間に合わず、チョン最高尚宮(チェゴサングン)はあとのことをチャングムに託して息を引き取る。
チョン尚宮(サングン)の葬儀を終え、宮中に戻ってきたチャングムはハン尚宮(サングン)を支えようと奮闘、女官見習いや男性料理人らの手を借りて何とか仕事をこなす。一方、あとにひけないチェ尚宮(サングン)も強硬手段に出る。事態は混迷を極め、皇太后も最高尚宮(チェゴサングン)職を任命した自分の決断に迷いを抱き始める。ハン尚宮(サングン)はついに決断し、皇太后にあることを申し出る。