水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)にハン尚宮(サングン)が任命されるも、納得しないチェ尚宮(サングン)はさらに反攻に出る。それを知ったチョン最高尚宮(チェゴサングン)は憤怒のあまり卒倒、病状から、そのまま宮中を退出することに。ハン尚宮(サングン)はヨンセンとチャングムを供につける。一方、チェ尚宮(サングン)は他の尚宮(サングン)たちに呼びかけ水剌間(スラッカン)での作業をボイコット、ハン尚宮(サングン)を孤立させる。
宮中を退出し民家で療養するチョン最高尚宮(チェゴサングン)に、中宗は侍医を遣わす。しかし間に合わず、チョン最高尚宮(チェゴサングン)はあとのことをチャングムに託して息を引き取る。
チョン尚宮(サングン)の葬儀を終え、宮中に戻ってきたチャングムはハン尚宮(サングン)を支えようと奮闘、女官見習いや男性料理人らの手を借りて何とか仕事をこなす。一方、あとにひけないチェ尚宮(サングン)も強硬手段に出る。事態は混迷を極め、皇太后も最高尚宮(チェゴサングン)職を任命した自分の決断に迷いを抱き始める。ハン尚宮(サングン)はついに決断し、皇太后にあることを申し出る。
ハン尚宮(サングン)不在を知った皇太后は激怒するが、チャングムの人柄を知る后があいだをとりなし、競合は続行されることに。
その頃、ハン尚宮(サングン)は民家の蔵に幽閉されていたが、トックの知らせを受けて探しに来たチョンホが見つけ、救出。ハン尚宮(サングン)がようやく宮中に戻ったとき、全7品のうちすでに4品が終了し、チェ尚宮(サングン)側が3ポイントを獲得。しかしハン尚宮(サングン)は調理場に戻らず、チャングムにすべてを任せる。
その後、巻き返したチャングムとチェ尚宮(サングン)の対決は、食後のお菓子で勝敗が決まることに。皇太后は最後の一品を前に、今日の課題「最高の料理」はどれかと両者に質問。チェ尚宮(サングン)は絶賛されたヨンジョ(イノシシ肉の煮込み)を挙げ、チャングムはこれから出すお菓子がそれだといい、最後の一品を出す。
その頃、チョンホはチェ・パンスルの背後にいる「大物」の正体を知る。
後任の最高尚宮(チェゴサングン)が決まり、3日後の交替を控え、チョン最高尚宮(チェゴサングン)は禍根を残さないよう女官長らに頼んで回る。チョン最高尚宮(チェゴサングン)を母と慕うヨンセンは、涙ながらに、あれこれと身の回りのお世話をする。そして、その日がやってきた・・・。
水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)の座を巡る競合は、どちらも1勝1敗。決戦となる最終課題は皇太后の誕生祝に出す料理と決まった。ハン尚宮(サングン)はその昔、チャングムの母ミョンイと埋めた甘酢を使うことに。そのころチャングムは母の日記から、かつて母が友人と一緒に埋めた甘酢の存在を知り、その在りかを突き止める。
一方のチェ尚宮(サングン)。ここまで来たら実力勝負、と小細工なしに料理に挑む。兄のパンスルは万全を期すため、チェ尚宮(サングン)に内緒でハン尚宮(サングン)の邪魔をする。
その結果食材を失ったハン尚宮(サングン)は、再度の準備をチャングムに頼み、足りない食材を入手するため、宮中を出る。その道中でハン尚宮(サングン)の乗った船が不審な航路を取る。
予定の時間を過ぎても戻らないハン尚宮(サングン)に、宮中では競合の中止が取りざたされる。
明からの使者はチェ尚宮(サングン)の作った豪華な料理を口にしたものの、残りの滞在も引き続きチャングムとハン尚宮(サングン)の料理を食べると宣言。悔しいチェ尚宮(サングン)は女官長に、自分の采配で騒ぎが無事納まったと報告する。
疫病の疑いで隔離治療中の女官たちは快方に向かっていたが、チョン最高尚宮(チェゴサングン)だけは急激に悪化していた。チョン最高尚宮(チェゴサングン)の薬は直接宮中から処方されていたため、チョン最高尚宮(チェゴサングン)は、ミン尚宮(サングン)に頼み、町医者に自分の薬の内容を確認させる。
チャングムは后に呼び出され、ナウム寺で看取った尚宮(サングン)の様子を語ることに。同席した長官は太平館での出来ごとを引き合いに、チャングムならば心を尽くしたに違いないと后に告げる。太平館での出来事は后を通じて皇太后の耳に入る。
一方、自分の薬の内容を知ったチョン最高尚宮(チェゴサングン)は女官長を呼び出し、自分を宮中へ戻すよう取引を持ちかける。
その頃チョンホは横領疑惑の調査のため、トックに案内を頼みチェ・パンスルが出入りする料亭へ様子を探りに行く。
疫病感染の疑いがある女官たちは全員宮中を退出させられ、隔離治療を受けていた。その中に、持病を患っているだけのチョン最高尚宮(チェゴサングン)もいた。この期を利用して女官長たちは最高尚宮(チェゴサングン)職の交替を謀る。その根回しを最も周到にやってのけるのはクミョンだった。
その結果、当面、水剌間(スラッカン)の最高尚宮(チェゴサングン)代行を務めることになったチェ尚宮(サングン)。チェ尚宮(サングン)はハン尚宮(サングン)とチャングムに、明の使者への接待役として太平館行きを命じる。王位継承問題を話し合うため、まもなく明から使者を迎えることになっていたのだ。太平館での任務は、政治問題に巻き込まれるなど何かと辛い任務だった。ハン尚宮(サングン)は太平館行きを前に、トックにチョン最高尚宮(チェゴサングン)の見舞いを頼む。
明からの使節団が到着。今回の使者は山海の珍味しか口にしない食通として知られる人物。ハン尚宮(サングン)は、その使者の患っている糖尿病がこの長旅で悪化していることを知る。