2021年12月15日(水)『和歌山・貴志川線 今昔物語』


前回のブログ更新には間に合いませんでしたが、1980年代の貴志川線の写真が出てきました。(相変わらず整理が悪く…)
南海電鉄時代の貴志川線です。車両の色は、南海電車のかつてのシンボルカラー、「緑」の時代ですね。


右が、12月2日に取材で訪れた時のもの。周辺の雰囲気は変わっていますが、ホームの屋根の雰囲気は変わっていないような…
JR和歌山駅に隣接していて、「9番線」という名称もそのままです。
貴志川線の運行は、2006年に南海電鉄から、和歌山電鐵に継承されています。

https://youtu.be/ReLYfzNH_YE


ちなみに、1980年代に撮影した日のメインは、こちらでした。
「EF15」という電気機関車が、引退間近…ということで、和歌山に行きました。



大阪と和歌山の府県境は、峠越えがあるので、重い貨物を運ぶ機関車にもパワーが必要。
機関車が2両で引っ張る、いわゆる「重連」スタイルですが、走りがパワフルで大好きでした。

阪和線の紀伊中ノ島駅から、撮影ポイントとなる紀ノ川の鉄橋の手前まで、親父と延々歩いたのが忘れられません。
とにかく、お店も自動販売機も何もない道を、てくてく…今もこのあたりを通過するたびに、思い出します(笑)

さて、年明け1月8日から、私も注目の「鉄道博2022」が開催されます。ご期待ください!
鉄道博2022 | テレビ大阪 (tv-osaka.co.jp)

2021年12月6日(月)『“たま”に乗ってください!』



絵画に囲まれています。さて、私はどこにいるでしょう?
先週、和歌山電鐵の新しい車両の取材に行ってきました。



正解は、「たま電車ミュージアム号」。まさに、走るミュージアムです。

【動画】https://youtu.be/ReLYfzNH_YE←動画はこちらから



伊太祈曽駅に降り立つと、出迎えてくれたのは「よんたま」さん。そう、あのたま駅長の後任、ニタマ、SUNたまたま、に続く4番目の“たまちゃん”。

今回は、すごすぎる!車両がお目見えしました。車両デザインの巨匠「水戸岡鋭治」さんがデザインされました。改装にかかる資金は、クラウドファンディングなどの支援金でまかなわれています。



和歌山電鐵は、2006年に南海電鉄から「両備グループ」に経営が変わり、廃線の危機を逃れました。大手ではなく、地方の交通機関が支えるという珍しい構図です。
地方の交通機関をなくしてはならない…という「両備グループ」の小嶋光信代表の熱い思いでここまで、運行を続けています。

しかし、経営状況は、コロナ禍にも見舞われ、厳しい状況です。

もはや沿線の方々だけではどうしようもない。そんな中、一助となったのが、「クラウドファンディング」。
新しい車両も出来上がりましたので、沿線以外のみなさんにも、一度は、あるいは、“たま”に、乗っていただくと、存続の糧になります。

和歌山電鐵に乗るには、JRの和歌山駅からか、車の場合は今回セレモニーのあった「伊太祈曽(いだきそ)駅」を目指してください。格安料金の駐車場もあります。