2021年7月14日(水)『あこがれの銀河に!』

1983年大阪駅


子どものころ、大人になってビジネスマンになったら絶対に乗りたい!と思っていたのが寝台急行「銀河」です。かつて東京〜大阪を夜行で走っていましたが、2008年に運行を終了しています。1990年に社会人になりましたが、一度も利用することなくお別れしました・・・

その「銀河」に、齢54年にして初めて乗車する機会をいただきました。「銀河」といっても当時の列車とは違い、去年新しく誕生したJR西日本の観光列車「ウェストエクスプレス銀河」のこと。7月16日から、和歌山に向かう「紀南コース」の運行開始を前に、試乗会がありましたので、一足早く体験させていただきました。




「ウェストエクスプレス銀河」の車両は、新調ではなく、新快速などで活躍した「117系」と言われる車両を、リメイクしたもの。豪華な車内装備の中に、かつて通勤車両で馴染みのある部分も垣間見え、鉄道ファンとしては、くすぐられるポイントがありますね。

今回の「紀南コース」は京都駅を21:15に出発し、東海道本線の新大阪から、梅田貨物線を経由して、環状線の区間に。さらに天王寺から阪和線、紀勢線に入り翌朝の9:37に新宮駅に到着する、約12時間のロングトレイン旅。




単線でカーブの多い紀勢線内はのんびり走るので、太平洋の海を眺めることができたりして、旅情が掻き立てられます。途中、和歌山駅で夜食のラーメンをいただいたり、観光名所の串本の「橋杭岩」を巡ったり、目的地に着くまでにも、和歌山のおもてなしを満喫できる旅になっています。



渡辺学の撮り鉄旅の模様は、テレビ大阪ニュースの「やさしいニュース解説」でご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=ecj9eFpy1M0&t=25s