2020年12月21日(月)『ニッポンの力の見せ場』


2012年の春から3年間、テレビ大阪の名古屋支社で勤務しました。2014年の冬は、12月に名古屋市内でも20センチくらいの積雪を記録するなど雪の多いシーズンだったことを記憶しています。

名古屋の気候は、意外にも京都と似ていて、夏暑く、冬寒い。特に冬の寒さは格別です。理由は、伊吹おろし(伊吹山からの吹きおろし)と、2000メートル級の山々が連なる中央アルプスに近いから、と言われています。富士山は別として、東京や大阪の都心で雪山を望むことはありませんが、名古屋市内からは雪の山脈が見えるのでうなずけます。

名古屋支社時代は営業の仕事で、岐阜のスキー場も担当していました。最寄り駅が長良川鉄道の美濃白鳥(みのしろとり)や終着駅の北濃(ほくのう)で、訪問する日は雪の日が多く、忘れがたいです。


北濃駅(長良川鉄道)


雪は時として、局地的に激しく降り積もります。今回関越自動車道では多くの車が立ち往生してしまいました。取り残されてしまった方々には心よりお見舞い申し上げます。

このニュースをみて、少し気になったことがあります。この中にEV(電気自動車)はなかっただろうか・・・。というのもリチウムイオンバッテリーは寒さに弱い。ガソリン車と違って、暖房を使用するとバッテリーの消耗が早いからです。

世界の流れで、日本も2030年にガソリン車の販売禁止を模索していることが報じられました。地球温暖化は何としても食い止めなければいけない。しかし、何年かに一度とはいえ訪れる豪雪を考えると少し不安な要素もあります。これからの10年そこそこでどんな技術革新があるのか、非常に気になります。

そんな技術革新のカギを握るのが、町工場の存在。日本のモノづくりの力は、未来社会の構築にも欠かせません。新型コロナの感染が拡大する中、町工場の状況はどうなっているのか。

「大阪発!やさしいニュース解説」で、山形解説委員長と深読みしています。
https://www.tv-osaka.co.jp/news/articles/yasashii-22423/


美濃白鳥駅前(長良川鉄道)