2020年11月27日(金)『今年の言葉は・・・』


紅葉の秋も駆け足で、来週にはいよいよ師走。新型コロナの影響で迷走した1年ですが、私なりの今年の言葉を振り返ってみました。

「餃子以外モア」。
おうち時間が増えたことで、餃子以外のレパートリーを増やすのが家族から与えられたミッションでもありました。



秋口に郊外の道の駅で目についたのが、箱入りのトマト。形も大きさも、実に不ぞろいなのですが、1箱400円に惹かれ購入しました。

どうするつもり?・・・と妻には嫌みっぽく言われましたが。ネットであれこれ調べて、トマトソースづくりに挑戦!

トマトのクラッシュ方法は、ジューサーを使うのが一般的なようですが。私が選んだのは、手作業で皮が残るのが少し心配でしたが、セラミックのすりおろし器です。

とてもみずみずしくて、水分たっぷり。フライパンで、細かく刻んだニンニクを油で少し炒めたところにすりおろしたトマトを入れ・・・レシピでは30分ほど加熱とありましたが、水分が豊富だったからでしょうか。弱火でことこと煮込むこと45分、ようやく出来上がり!



この日は、パスタでいただきました。「餃子以外モア」、ひとつ完成!
フライパンでの煮込みの時間が長かったからか、トマトの皮もすっかり溶け込んで、心配した皮の存在も感じることはなく。調味料もほとんど使いませんが、トマト本来の甘みを堪能。トマトの新鮮さにパンチを感じた逸品でありました。

さて、テレビや新聞で今年頻繁に目にした「コロナ禍(か)」。新型コロナが蔓延している状況下では、便利な言葉ではありますが、個人的にはあまり使いたくない言葉です。

なにせ「禍(わざわい)」というフレーズが延々と使われている訳でして。参考までに「禍」がつく熟語を探してみると、「戦禍」「災禍」「舌禍」等々。いずれも心穏やかになれない言葉ですよね。

辞書(広辞苑)で、「禍福(かふく)」という言葉が目に留まりました。わざわいとしあわせを示す言葉です。

用例に「禍福は糾(あざな)える縄の如し」、という中国の故事が掲載されています。禍は福となり福は禍となり、常に相表裏して変転することを、縄のよれあうのにたとえたもの・・・とあります。

来年は、「福」に好転することを願います。

大阪発!やさしいニュース解説〜『関西地銀、利益上振れ!?』地銀はコンサルになれるのか!?〜」を、テレビ大阪の公式YouTubeにもアップいたしました。ご覧ください。

2020年11月20日(金)『地銀の役割』


ここ数日、季節外れの暖かさとなった大阪ですが。運動不足の解消を兼ね、一昨日はランチを求めて天一(ラーメン屋さんではなく)、天神橋筋一丁目の商店街を目指しました。

テレビ大阪からなら徒歩で約15分。程よい散歩コースです。
天神祭の船渡御が巡航される大川の紅葉が盛りを迎えていました。



お目当ては最近出会った豆腐屋さん。
この豆腐屋さんの天ぷらの盛り合わせが実に美味しくて・・・それに絹ごしどうふを半丁、この日はライスが売り切れだったので、別の店でおにぎりを買い求めました。

商店街を少し歩きましたが、ランチ時なのにお客さんが少ない印象。

そんな身近な街の商店などに経営資金を融資するのは、地方銀行や信用組合などの金融機関です。
菅政権は、地銀の再編統合を政策課題に掲げています。我々の身近な生活に関わるだけに、簡単に数の論理だけでは片付けられない重要な政策だと思います。

今週の「大阪発!やさしいニュース解説」では、その地銀の役割について岡田直子解説委員と深読みしています。

テレビ大阪ニュース
https://www.tv-osaka.co.jp/news/articles/yasashii-21575/

日経電子版
https://www.nikkei.com/video/6210922040001/?playlist=5804372395001


2020年11月16日(月)『見ごろです!』


11月5日に「もうすぐ見ごろ」とお伝えしたマイ標準木。
けさ覗いてみたら、いい感じでした。まだ反対側に緑の葉が少しありましたが、今週末には仕上がるのではないでしょうか。
11月5日の様子

見ごろと言えば、こちらもぜひ。
毎週木曜夜に配信中の日経新聞とのコラボ企画「大阪発!やさしいニュース解説」ですが、テレビ大阪の公式YouTubeでも配信を始めました。
いまご覧いただけるのは、大阪都構想の「住民投票 否決の要因」です。

2020年11月13日(金)『野球』


先日神宮球場に、東京六大学の優勝インタビューに応じる
早稲田大学の小宮山悟監督の姿がありました。

小宮山さんと言えば、プロ野球で活躍された大投手のひとり。

阪神・淡路大震災の1995年。
オリックスが本拠地神戸でのリーグ優勝をかけて戦った3連戦で、千葉ロッテにまさかの3連敗。

その3連戦での千葉ロッテの先発投手が、三本柱の伊良部投手・ヒルマン投手・小宮山投手でした。
優勝インタビュー担当で、連日球場で取材していた私にとっても忘れ得ぬシーンです。

新型コロナ禍で、プロスポーツだけでなく、高校や大学のスポーツが復活したことは
スポーツ界にとって大きな前進です。

5月の「やさしいニュース解説」で、オリックスでスカウト活動もされた野球評論家の藤井康雄さんに、
今シーズンの見通しなどをインタビューした際、最も心配されていたのが、アマチュアの大会が軒並み中止になっていたこと。

スカウト活動しようにも、何もできない状態だったからです。

10月には、ドラフト会議が無事開催され、高校生や大学生らが各球団から指名を受けました。

今週の「大阪発!やさしいニュース解説」では、
3か月遅れでしかも無観客試合で開幕した中、ドラフト開催にまでこぎつけたプロ野球界を、山形解説委員長と深読みしています。

2020年11月6日(金)『秋も桜で』


きのうは鴨川イロハモミジの紅葉具合を掲載しましたが、
そのお隣に生えているのが、上の画像の桜の木です。

桜は、春に爛漫の花舞台を演出してくれるだけでなく、
秋にはモミジやイチョウより真っ先に紅葉し、秋の訪れを知らせてくれる頑張り屋さんです。

京都には、ちらほら修学旅行生のみなさんの姿が見られるようになり、少しほっとしています。

先週、名古屋の知人の小学生のお子さんが、修学旅行で京都を訪れたそうです。
移動のバスは、台数を増やして、隣に人が座らないようにしたり、旅館は大部屋ではなく個室で、食事も部屋食にしたりと、
新型コロナ対策が施されていたようです。

そんなみなさんを今まさに、鮮やかな桜の紅葉がお出迎えしてくれます。



大阪の秋と言えば、11月1日に実施された大阪都構想の住民投票。
昨夜配信した「大阪発!やさしいニュース解説」で、覧具解説委員とともに、なぜ否決されたのか?
真相に迫ります。

その前に、11月1日の開票速報、
テレビ大阪のYouTube公式チャンネル「大阪人の選択 住民投票開票LIVE」もご覧ください。

2020年11月5日(木)『もうすぐ見ごろ』


ふと木々を眺めると、葉っぱが色づきが始まっていますね。

京都市内の鴨川沿いのイロハモミジ。
早くも、半分くらい紅くなってきています。

去年はと言いますと、
このブログで2019年11月25日に、かなりの見ごろを迎えています。
(詳しくはこちらから)

今年は、少し早い気もします。

きのう新幹線で東京から来た知人の話では、京都でたくさんの人が下車していたとのこと。
Go Toトラベルが始まり、京都はかなりにぎわいそうです。

さて、今夜配信予定の「大阪発!やさしいニュース解説」は、
11月1日に実施された大阪都構想の住民投票の分析です。
覧具解説委員とともに、否決の要因を深読みいたします。
テレビ大阪ニュース

その前に、11月1日の開票速報、
テレビ大阪のYouTube公式チャンネル「大阪人の選択 住民投票開票LIVE」もご覧ください。

2020年11月2日(月)『出身地はどこですか?』


大阪市を廃止して特別区を設置するか、否かを問ういわゆる「大阪都構想」の住民投票が11月1日に実施され
約1万7千票という僅差で、再び反対多数となりました。

昨夜の会見で、都構想を推進してきた大阪維新の会の松井一郎代表は
「変わる事への市民の不安を解消する説得ができなかった」と述べていました。

今回の住民投票では、この「不安解消」にいかに応えることができるのかが、大きなポイントでした。

私は、土曜日曜の2日間で、それほど多くはありませんが50人くらいの大阪市民の方々に話を伺いました。

その中で、「年代(世代)」と「生活環境」の違いは千差万別で、
この違った環境の方々が、二者択一で、かつ後戻りできないという条件つきで決断しなければならないことに、壮大な難しさを痛感しました。

10代、20代の方々に伺うと、まず返ってくる答えが、
住所が変わるのが「嫌だから」「面倒だから・・・」でした。

特別区に移行した場合の住民票や運転免許証などの住所表記は
自動的に変更されますから、手続き上はそれほど不便は生じないと思います。

しかし、若い方々の「嫌」ということの本質は、手続き論ではないのです。
なんとなく・・・という方が多かったのですが。まさに、ヒントはそこにあるのではと思います。

私の場合、「出身地」はどこですか?と問われると。
渡辺)大阪です。質問)大阪のどこですか?渡辺)八尾です・・・
この場合の大阪は「府」を指します。

ところが、前述(10月30日更新)した「本籍」の場合だと、
渡辺)大阪です。質問)大阪のどこですか?渡辺)西区です・・・
一見、同じよう見えますが、この場合の大阪は「市」を指しています。

特別区に移行した場合、
大阪市の方々が使う大阪という言葉は、大阪府を示すことになり、大きな違いがあるのではないでしょうか。

ほかの政令都市で仮定すると、もう少しわかりやすいでしょう。
名古屋市民の場合、愛知です・・・
神戸市市民の場合、兵庫です・・・
という具合に、市の名称と、県名が異なる場合は、さらなる違和感を抱えるわけです。

行政サービスなどのメリット、デメリットはある程度お金に換算したりできるので判断しやすいのですが、
地名変更の場合は、あくまで心理によるところが大きく、数値的に表現できない分、
すぐに判断がつかなくなるのだと思います。

参考までに、日本人の名字は、地名に由来するものがいくつもあります。
宮城さん、福井さん、千葉さん、長野さん、石川さん、福井さん、大阪さん・・・と
府県名と同じ名字の方がたくさんいらっしゃいます。

伊勢(三重)の藤原さんが、伊藤さんに。
加賀(石川)の藤原さんが、加藤さんになったという由来もあるくらい、地名と名字の関連は深いのです。

地名はその人そのもの、すなわちアイデンティティとも言えそうです。
今回の住民投票は、240万人の方々のアイデンティティに、大きな問いかけをしたことになります。

多くの有権者の方々が、答えを導き出すのに時間を要したこともうなずけます。

11月1日の住民投票の開票速報は、
テレビ大阪のYouTube公式チャンネル「大阪人の選択 住民投票開票LIVE」でご覧いただけます。