2022年1月26日(水)『錆びない名優!健在』

現役50年のいぶし銀!南海6000系で工場見学 特急ラピートもお出迎え? - YouTube←動画はこちら


私の子供の頃の南海電車の普通車両は、こうや号の(画像)左横に映っている、緑が基調でした。プロ野球の南海ホークスのカラーでもありました。
そんな中、異彩を放っていたのが6000系と呼ばれるステンレス製の車両。鋼鉄製より軽くて、なんといっても錆びないので、長持ちする特徴があります。


6000系車両は、1962年に登場。同じ時期、関東では東急と京王がステンレス製の車両を導入していましたが、関西では南海が初めてです。
当時の国鉄や私鉄の通勤車両にはない、コンクリートの打ちっぱなしのような無機質なデザインは、さぞかし目立ったことでしょう。


東急や京王(井の頭線)のステンレス車両はすでに元の鉄道では引退し、今は地方鉄道で活躍する車両も。上の写真は、2014年に石川の北陸鉄道で撮影したものです。
北陸鉄道に確認したところ、現在も現役で走っているとのこと!ステンレス車両の息の長さを実感します。


南海6000系車両でゆく、工場見学ツアーを取材してきました。かなり寒い日でしたが、還暦の6000系は健在。55歳、まだまだ若輩の私も負けてはいられません! ステンレス車両のごとく、いつまでも〃錆びない〃人間でありたいものです。

2022年1月20日(木)『第6波で、気を付けたいこと』

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18日(火)夕方の「やさしいニュース」のデスクを担当しました。新型コロナの第6波、分類上「軽症」でも油断は禁物です。

一方で、がん検診などの健康診断は、控えないことが大切です。私も去年の人間ドック、予約を入れたものの、病院に行くのが億劫になり、延期したりしましたが… 最近、知人の医療関係者から、がんの発見が遅れているケースがあるのでは?という話を耳にしました。

非常に気になりましたので、「大阪国際がんセンター」の谷上副院長に、話を伺いました。谷上先生も、がん検診の減少が気になるとお話しくださいました。
がん検診は、「不要不急ではない」ことを、肝に銘じたいです。

寒さも厳しい折、みなさんもご自愛ください。春はそこまで来ています…


〔玉祖神社のスイセン(1月16日撮影)〕

2022年1月5日(水)『和魂漢才』



2022年がスタートしました。皆さんにとって、穏やかな年となりますよう。

大阪と奈良の境、十三峠を越える途中(大阪側)に、玉祖(たまのおや)神社というお社があります。
小学生のころ、この季節、耐寒山登りがあり、境内の階段でお弁当を食べた遠〜い記憶がある場所なのですが…。
八尾の実家に帰った時に立ち寄りました。



境内の斜面には、水仙が咲き誇り、ほのかに淡い香りは、早春を感じさせてくれます。
宮司の清水定男さんによると、今シーズンは秋の暖かさのせいか、開花が早く、年末から咲き始めたそうです。
宮司さんお手製の展望台?からは、大阪平野が一望できます。
自宅の近くに、こんな素晴らしいスポットがあったのかと、あらためて感動しました。



玉祖神社は、平安京よりもかなり前、奈良に都があった時代に、東の守りを任され、大阪側のこの場所に建てられたとのこと。
ちなみに、神社のある所在地は、八尾市神立(こうだち)。地名からも、神々しさを実感します。
鎌倉幕府を開いた源頼朝や、豊臣秀頼ともゆかりがあるそうで、由緒に触れるにつけ、また感動!

「和魂漢才(わこんかんさい)」という言葉。天神さまで親しまれる菅原道真の精神で、2024年に一万円札の顔となる渋沢栄一も 好んだ言葉と言われています。辞書などによると、日本古来のものを忘れず、中国(外国)からのものを取り入れる…ということです。

新型コロナで、海外への渡航もままならない状況が続いていますが、その分、身近な物事に触れる機会が増えました。
マイクロツーリズムと呼ばれる言葉も生まれました。まさに、地元を見直す良い機会なんだと思います。



今年も、より地元関西に、そして大阪に根差したニュースや解説をお届けしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

2022年の関西は、どう動くのか?こちらからご覧になれます。

https://youtu.be/OBRMnO4JWgg

https://youtu.be/Csk2xIhprx0