2022年1月26日(水)『錆びない名優!健在』

現役50年のいぶし銀!南海6000系で工場見学 特急ラピートもお出迎え? - YouTube←動画はこちら


私の子供の頃の南海電車の普通車両は、こうや号の(画像)左横に映っている、緑が基調でした。プロ野球の南海ホークスのカラーでもありました。
そんな中、異彩を放っていたのが6000系と呼ばれるステンレス製の車両。鋼鉄製より軽くて、なんといっても錆びないので、長持ちする特徴があります。


6000系車両は、1962年に登場。同じ時期、関東では東急と京王がステンレス製の車両を導入していましたが、関西では南海が初めてです。
当時の国鉄や私鉄の通勤車両にはない、コンクリートの打ちっぱなしのような無機質なデザインは、さぞかし目立ったことでしょう。


東急や京王(井の頭線)のステンレス車両はすでに元の鉄道では引退し、今は地方鉄道で活躍する車両も。上の写真は、2014年に石川の北陸鉄道で撮影したものです。
北陸鉄道に確認したところ、現在も現役で走っているとのこと!ステンレス車両の息の長さを実感します。


南海6000系車両でゆく、工場見学ツアーを取材してきました。かなり寒い日でしたが、還暦の6000系は健在。55歳、まだまだ若輩の私も負けてはいられません! ステンレス車両のごとく、いつまでも〃錆びない〃人間でありたいものです。