2022年1月5日(水)『和魂漢才』



2022年がスタートしました。皆さんにとって、穏やかな年となりますよう。

大阪と奈良の境、十三峠を越える途中(大阪側)に、玉祖(たまのおや)神社というお社があります。
小学生のころ、この季節、耐寒山登りがあり、境内の階段でお弁当を食べた遠〜い記憶がある場所なのですが…。
八尾の実家に帰った時に立ち寄りました。



境内の斜面には、水仙が咲き誇り、ほのかに淡い香りは、早春を感じさせてくれます。
宮司の清水定男さんによると、今シーズンは秋の暖かさのせいか、開花が早く、年末から咲き始めたそうです。
宮司さんお手製の展望台?からは、大阪平野が一望できます。
自宅の近くに、こんな素晴らしいスポットがあったのかと、あらためて感動しました。



玉祖神社は、平安京よりもかなり前、奈良に都があった時代に、東の守りを任され、大阪側のこの場所に建てられたとのこと。
ちなみに、神社のある所在地は、八尾市神立(こうだち)。地名からも、神々しさを実感します。
鎌倉幕府を開いた源頼朝や、豊臣秀頼ともゆかりがあるそうで、由緒に触れるにつけ、また感動!

「和魂漢才(わこんかんさい)」という言葉。天神さまで親しまれる菅原道真の精神で、2024年に一万円札の顔となる渋沢栄一も 好んだ言葉と言われています。辞書などによると、日本古来のものを忘れず、中国(外国)からのものを取り入れる…ということです。

新型コロナで、海外への渡航もままならない状況が続いていますが、その分、身近な物事に触れる機会が増えました。
マイクロツーリズムと呼ばれる言葉も生まれました。まさに、地元を見直す良い機会なんだと思います。



今年も、より地元関西に、そして大阪に根差したニュースや解説をお届けしてまいりますので、よろしくお願いいたします。

2022年の関西は、どう動くのか?こちらからご覧になれます。

https://youtu.be/OBRMnO4JWgg

https://youtu.be/Csk2xIhprx0