2012年10月9日(火)

朝、カーラジオをつけると引退を表明した元オリックスの名外野手でメジャーでも活躍した田口荘さんが出演されていた。遊撃手失格から、名外野手に、そして故仰木監督の下、リーグ制覇、翌年の日本一。震災のとも重なって、神戸のファンに勇気と希望を与えてくれた。ライト・イチロー、センター・田口、レフト本西は鉄壁の外野だった。今年は田口さん以外にも関西になじみのある選手、コーチ、監督がユニフォームを脱ぐ。阪神優勝に貢献した今岡選手。サヨナラ逆転満塁優勝ホームランの北川選手。強烈な個性を放った城島捕手。オリックスでは結果を出せなかった岡田監督。そして、今日は阪神を変革した金本選手の引退試合。最終戦は数字の上では消化試合だが、開始4時間前の甲子園は、熱気と別れ行く寂しさが交差している。ベンチ前は早い時間からごった返している。ベンチから金本選手が出てきた。サアッと自然に人の塊が割れ、通路ができた。芝の敷き詰められた外野へ向かう。今日はテレビもラジオも中継がある。実況担当するアナウンサーはある意味幸せだ。
どう伝えていくんだろう。
駅にはチケット完売の札。
金本選手 お疲れさまでした。
甲子園にて