2022年12月10日(土)『ボクシング取材記2』

あすは、いよいよボクシング中継です。
先日は、メインイベントを務める
石田匠選手(井岡ジム)の取材に行きました。



縁があり、石田選手の試合を実況するのは、今年で3回目。
『左を制する者は世界を制す』
ボクシング界の格言を体現するかのような
速く、鋭いジャブは、31歳となった現在もなお進化しています。

取材時、石田選手がこう話しました。
「あれから、ちょうど一年ですよ」

何を指すかというと、
今回の試合のちょうど1年前。
2021年12月11日に、
石田選手は、元世界3階級王者・田中恒成(畑中)選手に惜敗。
引退することも考えたそうです。

その中で、「世界王者になる」という目標を達成していない状況で、
辞めても後悔しないのか。自問自答を繰り返したそうです。

石田選手は話します。
「本当に辞めなくて良かった。今、強くなっていることを実感している。
 もう焦りはない。この一年の成長をしっかり当日見せたい」

元々持っていた「上手さ」に「強さ」を兼ね備えるため、
血のにじむような努力をしてきた2022年。
その集大成をリングの上で見せてくれることでしょう。

井上尚弥選手(大橋)の世界4団体統一戦も間近に迫り、
その動向によっては、
来年、大きく勢力図が変わるバンタム級。
「石田匠」という名を世界にとどろかすことが出来るか。

熱戦の模様は、あす17:30以降、
下記からご覧いただけます。
【ライブ配信】石田匠世界タイトル前哨戦![三田から世界へ20] - YouTube

ゲスト解説は、
WBOアジアパシフィックフライ級 現役王者で、
WBO世界フライ級3位・加納陸選手(大成)

熱戦の模様はもちろん、
間近に迫った「世界戦」への思いなども伺っていきます。