2022年2月17日(木)『最高の舞台で最高の笑顔を!』

熱戦が続く北京五輪。
テレビの前にかじりついて応援しているという人もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もその一人です。
以前、山形に住んでいた時に、
取材を通じて、ウインタースポーツの面白さ、奥深さ、過酷さに触れ、
すっかり虜になりました。

今回の大会にも、
当時、取材でお世話になった選手が多く出場していて、手に汗握りながら応援しています。

スピードスケート男子500メートルで銅メダルを獲得した森重航選手。
中学王者として、スケートの名門・山形中央高校に入学してきたころ、
「いつかは加藤条治(バンクーバー五輪 銅メダル)さんのような世界で活躍出来る選手になりたい」
力強く答えてくれた言葉がとても印象的でした。
その加藤選手以来、日本勢として3大会ぶりのメダル獲得。本当におめでとうございます!

また、その森重選手の高校の先輩にあたる
フリースタイルスキー・女子ハーフパイプの鈴木沙織選手がまもなく本番を迎えます。
前回・平昌五輪に続き、2回目の出場です。
学生時代は、斜面を滑り降りる「アルペン競技」で活躍し、
その後、一度は美容師となった異色の経歴の持ち主。

逆境を逆境と感じさせない言葉の強さ、
目標のために、どこまでも自分自身を追い込める精神力。
取材の度に刺激を頂いていました。

前回大会は、大会前年に右ひざに大ケガを負った中、掴んだ五輪。
予選を通過できず悔し涙もありましたが、
今回は、全日本選手権優勝、W杯でも過去最高6位と、勢いに乗り迎える五輪。
滑り終わった後、最高の笑顔を見せてくれるのを楽しみにしています。

五輪に出場している選手には、それぞれ4年間の物語があると思います。
私には、想像もできないほど、血のにじむような努力を積み重ねてこられたと思います。
そう考えると、本当に胸が熱くなってきます。
みなさんが、この夢舞台でベストパフォーマンスを出せますように…