2021年7月21日(水)『強さの秘訣?「雑草の如く逞しく」』

ボクシング中継が迫ってきました。
選手のみなさんは厳しい減量の真っ只中だと思いますが、
元気な姿で試合当日を迎えられるよう祈っています。

今回は、越川選手についてご紹介します。
越川選手は、
千葉県・市川市出身の30歳。
プロ通算 11戦9勝2敗。
前回、2019年に日本スーパーウェルター級のタイトルマッチで敗れて以来、
1年8カ月ぶりの復帰戦です。


越川選手の経歴を調べていくと、
目につくのが、アマチュアでの華々しいキャリア。
アマチュア通算71戦。
高校時代は、強豪・習志野高校ボクシング部でインターハイ優勝。
その後、進んだ駒澤大学でも、五輪候補選手とともに練習に励み、日本選手権で準優勝。
(ともに、階級はライトウェルター級)
ボクシングの世界では、
高校や大学で部活動として練習に励み、その後プロの世界に入る選手と、
ボクシングジムに通い、プロを目指す選手に分かれます。
そして、前者で結果を残してきた選手を「アマチュアエリート」と表現することがあります。

越川選手も、まさにアマチュアエリート。
しかし、越川選手は言います。
「僕は全然エリートではない。
自分にとって厳しい環境に身を置くことで自分を高めてきた。
エリートに囲まれる中で諦めなかったから今がある」

胸にあるのは、
ボクシングを始めた習志野高校の教え

「雑草の如く逞しく」

野中選手との一戦を、
ボクシング人生の中で分岐点と話す越川選手。
「この先プロボクサーとして生きていくために必ず勝たなければいけない試合。
しっかりリスペクトを持ってぶっ倒して、自分がチャンピオンになる」

熱戦の開始を告げるゴングが鳴らされるのが待ち遠しいです。

WBOアジアパシフィック ミドル級タイトルマッチ
野中悠樹(渥美) VS 越川孝紀(一力)。
7月23日(金・祝)
『三田から世界へ.17』をテレビ大阪YouTubeチャンネルにて生配信。
https://youtu.be/BAqVj6_ycMo(当日12:30配信開始予定)