2020年11月19日(木)『まもなく決戦のゴング』

以前ブログでご紹介したボクシング中継
「三田から世界へ16」
決戦の日まで、「4日」となりました。

出場される選手の皆さんは、
今が制限体重に向けた減量の真っ只中で
本当に過酷な毎日だと思います。

きょうは、
私が実況を担当する試合について
少しお話させて下さい。

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ライトフライ級6回戦
小西伶弥(SUN-RISE) × 高山勝成(寝屋川石田)
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これまでに、世界戦に2度挑戦した経験を持つ小西伶弥選手。
そして、日本人初のボクシング主要4団体で王座に輝いたレジェンド・高山勝成選手。
小西選手にとっては1年半ぶり、
高山選手にとっては、実に4年3カ月ぶりのプロボクシングのリング。
「もう一度世界へ行く」強い思いを持った両者が激突します。

実は、2人は同じジムで練習をしていた時期があるんです。
それは、今から12年前の2008年。
小西選手は中学3年生、
高山選手は25歳を過ぎていて、すでにWBA、WBC
2つのベルトを巻いていました。

当時の事を小西選手に聞くと、
「高山選手はすでに世界で活躍されていて雲の上の存在だった。
話しかけることなんて出来ないですよ」

話すことは無かったものの
体格も近かったこともあり、(高山158cm 小西162cm)
小西選手は高山選手に憧れを抱いていました。
「手数を出して行くボクシングスタイルは目標だった」

そこから12年の月日が経ち、
2人は拳を交えることになりました。

小西選手
「まさか闘うことになるとは思わなかった。ただ、高山さんはもう37歳。
礼儀を持って、しっかりとリングに沈める。高山さんには僕の踏み台になってもらう」

高山選手
「小西選手は、体力も技術もある。オールマイティーなボクサー。
ただ、自分には時間がないし、この試合に勝たないと何も始まらない」

過酷なトレーニングに減量。
そして、試合での激しい打ち合い。
2人は、まさに命を削って、
これまでのキャリアを作り上げてきました。

小西選手にとっては、かつての憧れを超え、
自分は世界で戦えると証明することが出来るか。

高山選手にとっては、
4年ぶりのプロ復帰戦で、世界ランカーを撃破し、
健在ぶりをアピールすることが出来るか。

11月23日(月)午後1時半以降
下記サイトからご覧いただけます。
※ 開始時刻は、試合の進捗によって前後する恐れがあります。ご了承下さい。

【11.23 三田から世界へ16 LIVE配信】
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