まどからお届け!

2021年9月10日(金)『「更生」へと導く』


通勤中の一枚…!
抜けるような青い空と緑をみると、
晴れやかな気持ちになります(^ ^)

さて、9月9日の「やさしいニュース」は、
お好み焼きチェーン「千房」の創業者、
中井政嗣会長がスタジオにお越しくださいました。

中井さんは、
飲食店の経営者という顔のほかに、
過去に罪を犯した人の"更生"をサポートする
「職親プロジェクト」を立ち上げた発起人、
という顔も持ち合わせておられます。

"職親"という言葉は、
罪を犯した人が社会復帰できるよう、
職場を提供するだけでなく、
身元引受人として
"親代わり"となってサポートする、
という意味で付けられたそうです。

ただ、サポートといっても
保護施設ではなく、
あくまで一企業であるということ。
塀の中で面接をし、採用された人が、
塀を出て立派になった姿をみると、
この上ないやりがいを感じるとおっしゃっていました。

これまでも、やさしいニュースの特集で
職親プロジェクトについてお伝えしていると、
罪を犯すのはもちろん悪いことですが、
それぞれ辛い事情を抱えていることを知りました。
出所したあとに更生できるよう、
手を差し伸べてくれる人が必要で、
社会全体の理解も不可欠なのだと思います。

最後に中井会長がおっしゃった言葉が印象的でした。

「過去は変えられないが、
   自分と未来は変えられる」

中井会長は、その言葉に加えて、
「未来が変われば、過去も変わる」と
おっしゃいました。

更生をサポートする企業や団体は増えているそうです。
今後もさらに職親という輪が、
全国に広がってほしいなと思います。