2023年11月21日(火)『阪神秋季キャンプ取材』
38年ぶりの日本一からわずか2日。高知・安芸市営球場では照りつける日差しのもと、若トラたちが来季に向けて始動していました。
第2クール初日のこの日、和田2軍監督は練習前に選手たちを集めてこんな話をしていました。
「日本一のチームの一員だということは誇っていいこと。でも、胴上げに参加できなかったのは悔しいこと。我々は日本一のチームに挑む立場。岡田監督も連覇のためには新戦力の台頭が必要と話している。来年の胴上げに参加するんだというイメージを持って秋季キャンプを過ごそう」。
日本一のチームに挑む選手たち。来季1軍で活躍してくれそうな選手が本当に多い。
その中でも、野手では野口選手、投手では門別投手がひと際輝いて見えました。
取材の数日後に支配下登録されることになる野口選手。
打撃練習では誰よりも遠くに飛ばし、大山選手の放つ放物線を思わせるような高弾道の打球が次々とスタンドに突き刺さっていました。
入団時から5キロ体重が増えたという門別投手。
しっかり制球された重く伸びのあるストレートが、バシーン!バシーン!とブルペンに響いていました。
岡田監督はファンに向けて優勝・日本一の余韻に浸ってくださいと話していましたが、選手たちは早くも来季に向けて順調に調整が進んでいるように感じました。