2023年11月7日(火)『誕生日は過酷な日?〜後編〜』
更なる高みを目指して―誕生日は何か大きなことに挑戦する日にしよう。
そう決めた私は、人生初、上空4000メートルからのスカイダイビングをやってみようと決意したのです。
というわけで、兵庫県・但馬空港発着のスカイダイビング体験コースに参加してきました!
当然、インストラクターさんと一緒に飛ぶのですが、上空でパニックを起こすと2人ともに危険が及ぶわけで、事前に着地までの手順やダイビングの基本姿勢など入念にレクチャーを受けます。
さあいよいよ出発!
この体験では、インストラクターさんの腕に付けた小型カメラで一部始終を撮影してくれます。
意気揚々とこれから乗り込む小型機に向かうと・・・
な!なんと!ドアがありません!スカイダイビング専用設計!
そのままテイクオフ!
ドア全開のままグングン高度を上げる小型機。
外から入ってくる空気は徐々に冷え、ドアが開いたまま雲に突入!
旅客機に乗っているときとは異なり、空を飛んでいるんだという感覚が肌を通じてダイレクトに伝わってきます。
もう引き返せない。そう悟った顔です。顔が引きつっていますね。
20分ほど経ち、上空4000メートルのダイビングポイントに。
機内からまず足だけをぶらりと降ろし、顔は上に向けます。
叫んでいますね。(笑)
この瞬間が一番怖かった。
3、2、1、ゴー!!
うわああああああ!!!
ここまでわずか1秒。もう小型機がこんな遠くに離れています。
体勢が安定するまで、どっちが上でどっちが下か全く分かりません。
よく、「ジェットコースターで感じるような浮遊感はあるの?」と聞かれるのですが、機体から飛び降りたこの一瞬だけ感じられます。
あとは猛烈な向かい風を全身で受けるので、落ちているというより、風で上に押し上げられているという感覚のほうが強いかもしれません。
落ち始めて15秒ほど経ってようやくカメラの存在を思い出し、必死のカメラ目線。
テレビでバラエティ番組を見ていて、ダイビング中にリアクションが取れるタレントさんがいかにすごいか痛感しました。(笑)
それから、離陸前にあれだけ練習した基本姿勢も、インストラクターさんに肩をチョンチョンとされてからハッと気づき、ようやくできたくらいですから、あの状況で冷静でいるのはなかなか難しいと思います。
ちなみに、飛んでいるときは、ゴオオオという猛烈な風の音で、インストラクターさんとの意思疎通はほぼできませんでした。
パラシュートを開くまでのフリーフォールが約30秒。
景色を楽しむ余裕もあり、体感時間は思ったより長めです。
インストラクターさんはプロ中のプロで、安全なことは重々承知なのですが、それでも、ちゃんとパラシュートが開いてくれてよかった!
着陸〜。
泣いているのでしょうか、笑っているのでしょうか。
見事なまでにどちらともとれる表情です。
音声ありで聞いてみると、「生きててよかった〜!」と叫んでいました。(笑)
去年に引き続き、挑戦する日となった誕生日。
今年もやはり、若いうちに経験できてよかったです。
さてさて、来年の誕生日はどうなることやら。