2023年6月19日(月)『「ふむふむ」から「むむむ」へ〜上空の寒気のお話〜』



春に気象予報士資格を取得し、
移動中など時間を見つけては
様々な天気図を見るようにしています。

今まではテレビから流れる週間天気予報を見て
「週末は晴れて、気温は高いのね。ふむふむ」
でしたが、
「どうして晴れるの?気温が高いのは?むむむ」とするようにしております。

気象予報士として迎える初めての梅雨。
くもりの予報だったのに、
突然雨がザーザー降ってきたよぉという日が
すでに今年もありました。

そんな時は「上空の寒気」が影響しているかもしれません。

この時期、暖かく湿った空気が地表付近にあります。
ご存知の通り、暖かい空気は冷たい空気より
軽いですよね。
上空、簡単に言うと、
暖かい空気の上に冷たい空気がやってくると、
そうです!暖かい空気がどんどん上に昇りやすくなるではありませんか!!
その結果、分厚い雲ができあがり
ザーザー雨が降ることがあるのです。

とっても簡単に説明してしまいすみません。。

でも、これからは
「上空の寒気の影響で…」という言葉が聞こえたら
「ふむふむ」でなく「むむむ」となって頂けたらなと思っております。