2018年5月2日(水)『五代目襲名』

先日、国立文楽劇場にて
四月文楽公演 五代目吉田玉助襲名披露を鑑賞いたしました。

うめだ文楽で
大変お世話になった吉田幸助さん。
この度、五代目玉助を襲名されました。
初代玉助は幕末から明治にかけて活躍されたという
歴史ある、由緒ある名跡。
口上では
その責任を全うするという強い意志、
重圧を力に変えるという志に満ちた
今まで見たことがない表情をされていました。

公演が始まり、
玉助さんが登場すると一際大きな拍手が。
しかし、話が進むにつれ
玉助さんよりも
扱う人形の存在感が増し続け
劇場全体が文楽の世界に引き込まれていきました。

芸を継ぐことの難しさ、
名を継ぐことの難しさ、
私には想像すらできませんが、
文楽の魅力を教えてくださった玉助さんを見て
勇気をもらった1日でした。

玉助さん、これからもよろしくおねがいします!