2002年7月
放送番組審議会の報告

 七月の番組審議会は八日、大阪市内のホテルで開催された。冒頭、鞍田社長がテレビ東京で起こった窃盗現場スクープ映像問題(五月二十七日放送)について事実関係と経過を説明、ニュース取材のあり方について委員の間からは厳しい批判や疑問の声があがった。

 鞍田社長は「テレビ大阪としても報道取材において金銭の支払いを禁止する規定を明文化するなど、改めて報道倫理の順守を徹底していきたい」と述べた。

 引き続き、『火曜スペシャルなにコレ!?近畿の隠れた絶景を探せ』(六月二十五日放送)の合評に入った。委員からは「大阪の地元局にふさわしい企画」、「元気の出る番組で、特にアウトドア派にはうれしい内容だった」、「ナビゲーター役も吉本のタレントだけに頼らず、工夫がみられた」など全体として概ね評価する声が多かった。  ただ、一部の委員からは「本当に絶景といえるのか疑問」、「ガイド役のタレントが不必要に騒ぎすぎ、言葉使いも良くなかった」などの苦言も出た。