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身体に障害のある方、知的障害のある方に様々な支援を行っているのが、「大阪市立心身障害者リハビリテーションセンター」です。お医者様やケースワーカーの方、それから理学療法士さんや作業療法士さんが、いろんなチームワークを組んで相談・訓練・指導にあたっておられます。ところでみなさん、作業療法士さんってどんな仕事をされるかご存知ですか?今回は、それを知るため伺ってまいりました。
こちらでは、医療・福祉・教育・労働などの分野と相互に連携をとりながら総合的な立場から障害のある方への支援をおこなってます。
相談判定部門では、身体に障害のある方からの相談を受け、障害の診断や判定を行うとともに、必要な指導を行っています。また障害のある子どもさんの早期療育を目的とした相談や指導も行っています。
そして、職業訓練部門の「職業リハビリテーションセンター」。企業との連携をとりながら、障害のある方の職業訓練を行うとともに、公共職業安定所や福祉機関と協力して就労の促進や継続をサポートしています。
訓練部門の「更生療育センター」で働く作業療法士の佐倉あゆみさんにお話をうかがうことができました。
身体に障害のある方のいろいろな機能の回復のために作業活動を用いて訓練をしておられ、障害があっても残っている機能があったり知的な能力を使って出来ることを増やしていくような訓練をしておられるんです。
リハビリにこられた当所は精神的にも落ち込んでおられる方が多いそうです。また、簡単に良くなるというわけではないので、身体の機能回復もさることながら、心の回復が大切ということがわかりました。
心身障害者リハビリテーションセンターでは、来月の6日、7日に「リハビリテーション市民講座2002」を開催します。リハビリテーションに対する理解を深め、障害のある方とない方との交流を図ることを目的に総合相談やリハビリ体験、公開講座などを行います。みなさんもご一緒に、リハビリテーションについて考えてみませんか?
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