両班(ヤンバン)貴族出身の推奴師。一家が没落する前、使用人であり恋人であったオンニョンのことが忘れられず、彼女を探すうちに推奴師となる。野蛮な行動をとるが、自分がとらえた奴婢の娘を両班から救出し、その母親と一緒に逃げるように手配する一面を持つ。朝廷の実力者、左議政(チャイジョン)から依頼を受け、テハを追うことになる。テギルの魅力、それは野獣のようなワイルドな一面を持ちながら、実は10年間一途に一人の女性を思い続けているというギャップ。一見野蛮で残酷に見えるかもしれない。だが、そこに隠れているのは一人の女性を想う人間味のある熱い思いなのだ。
朝鮮で右に出るものがいないほどの武将。だが、友人の陰謀により、奴婢に転落してしまう。ある日、かつての主君 昭顕世子(ソヒョンセジャ)の息子が生き残っていることを知り、『新しい朝鮮を作る』という世子の意思を継ぐため逃亡を謀る。いまや奴婢であるテハは、推奴師テギルに追われることになる。逃亡の最中、同じく追われる身であるヘウォン(オンニョン)と出会い、行動を共にするうちに、やがて彼女に惹かれてゆく。
かつてはテギルの家の使用人。身分の差があったが、テギルと相思相愛の仲だった。奴婢の立場に我慢ができなかった兄は、テギルの家に放火し、オンニョンは兄と逃亡。「テギルは火事で死んだ」と思い込んでいた為、テギルの思い出を胸に生きていこうとする。両班の身分を買い、年の離れた両班貴族と結婚することが決まっていたが、望まない結婚に直前で逃亡してしまう。その為、新婦に逃げられた新郎と、妹を捕まえようとする兄に追われる身となってしまったオンニョン。逃げる中、同じく逃亡中の身であったテハと知り合い、次第に惹かれてあっていく。
こそ泥あがりでスリの腕前は自称朝鮮一。口が巧く女たらしだがどこか憎めないテギル一味の弟分。 チェ将軍相手に盗みを企てるが、逆に捕まりそのまま仲間となる。
元両班。武官試験に何度も失敗し落ち込む中、テギルに出会う。テギルをリーダーとして慕うが暴走するテギルを兄貴のようにたしなめるのも彼だけ。
13才から体を売って働いた過去を持ち、女独りで世をくぐり抜けてきたテギル一味の紅一点。 よく泣き、よく笑い、よく拗ねながらもテギルに一途なお調子者。
テハとは武官時代の同期。常にテハの背中を追う二番手だったため、憧れと憎しみが入り混じったコンプレックスを抱く。やがてテハを追う刺客となる。
かつては腕利きの漁師だったが、返すことが出来ない借金のために奴婢として売られた。一度は逃げたもののテギルによって奴婢に戻される。 その後両班を狙うスナイパーとなる。
Copyright (C) Television Osaka Inc. All Rights Reserved.