今回もホテルは空港まで50mの機場ホテル。朝5時おきで準備して7時半の飛行機で西昌へ向かいました。1時間弱の飛行で着陸、まだ8時半前です。チェックインして小林さんと待ち合わせ、早速向かったのは昭覚県で一番優秀な民族小学校。そこで長女のアイは宿舎生活をしているのです。西昌から天空村(大石頭村)を通り越して山道を100キロ、車で約3時間かけて昼過ぎにようやく到着しました。校門を入るとすっかり足もよくなったアイの姿が見えました。中国の学校の新年度は9月、進級にも試験がありますが彼女は1ヶ月休んだハンデを乗り越えみごと6年生になっていました。
まずは宿舎を取材、同じクラスの仲間たちとの共同生活ですがベッドや布団は清潔そうで見た感じは快適そう!洗剤や歯磨きセットもあってやはり山の小学校とは衛生環境からして全然違う印象でした。しかし学費は僅かですが、生活費と寮費などで実家の村の平均年収を超える年間2600元(約3万9000円)もの費用がかかります。必死で働く両親のためにも、がんばって将来の涼山州を担う人材になってほしいものです。ちなみに、アイと同部屋の子どもたちに将来の夢を聞くと、軍人、先生、医者、博士、中華料理屋とバラバラですがそれぞれに夢を持っていました。
その後、授業を見せてもらいましたが人数が多いのはもちろん、中国語の発音も、かなりレベルが高いなと感じました。