朝から都江堰へ。都江堰は去年の四川大地震の際小学校が倒れたりして大きな被害を受けました。1年半が過ぎた今どのようになっているのか・・・。車で1時間半ほど走ると到着。
早速当時倒壊した聚源小学校へ向かいます。
この小学校は手抜き工事いわゆる「おから工事」が取りざたされています。当然撮影の規制が厳しく今年も共同通信の記者などが撮影しようとして拘束されたりしています。私たちも来る前に申請し震災復興現場の撮影許可はとっていますがこの場所を撮るとは言っていないので、いつものようにゲリラ作戦を決行、金さんが周囲の人々を引きつけ談笑している間に撮る事にしました。
まず目に入ったのは運動場、バスケットボールのゴールが今もそのままでした。そして奥の校舎が建っていた場所に向かうと、まだ新しい花やみかんが供えられ、ロウソクがあちこちに立っていました。報道によると生徒や先生、数百人が生き埋めになり死亡したとされています。今も瓦礫は残されたままで、新しい校舎は別のところに建てられたそうです。
撮影中、金さんから「そろそろ危ないよ」との連絡が入り、急いで撮影を終わらせて撤収しました。
町のいたるところで、ひびが入っている建物を取り壊し新しく立て直す光景が見られました。復興への動きも起きているようですが見た感じかなり時間がかかりそうです。
その後成都に戻って町の雑感を撮影してこの日のロケは終了しました。