シリーズ13億人の深層 第3章
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2009 年 6 月 1 日

ロケ2日目:まずはウォーミングアップ!

朝6時起床、バスが来ないので徒歩で大量の荷物を押しながら空港へ。

ホテルから手押しで空港まで

ホテルから手押しで空港まで

西昌行きは一日3便もあるのですがそれでも結構満員です。午前8時離陸、わずか50分で着陸、前回と同じく荷物は荷車に載せられて置いてあるのを自分たちで降ろして持っていきます。

西昌空港

西昌空港

荷物は自分で降ろす

荷物は自分で降ろす

ドライバーが迎えに来てくれたのでまずはホテルにチェックイン。前回とは違う邛海湖沿いの三ツ星ホテルです。1人1泊2000円強という値段を考えればお湯も出るしまずまずの環境だと思います。
今日の撮影は市内の雑感です。前回も行った旧市街に再度向かいます。
西昌はこの時期雨が多く、来る前にYAHOOで調べた天気予報では何と10日間ずっと雨・・・。この日は雨ではなかったもののどんよりとした曇り空。平日ということもあり人もやや少なめでした。それでも野菜市場に行くと色鮮やかな野菜たちが並び、餃子を作るおばさんたち、そして初めて見る臭豆腐の塊が売られていました。表面にびっしりカビのようなものが生えています。

旧市街で野菜売るご婦人たち

旧市街で野菜売るご婦人たち

臭豆腐。一面カビのような毛が。

臭豆腐。一面カビのような毛が。

その後新市街を撮影し、町の俯瞰を撮ろうと前回行った奴隷博物館周辺まで行きましたが、天気のせいで町はかすんでいて撮影は断念し、近くの民芸品売り場に立ち寄りました。民芸品大好きの増田カメラマンは口琴と呼ばれる小さな民族楽器を全部買占め、私はイ族の模様が入ったお椀と柄杓、箸を。児島記者も何やら買っています。しかし一度に大量に売れすぎたためか店のおばさんが計算出来ずパニックに!すでにお金を払った私に「まだお金もらってなかったわよね」と言い、同じく支払った増田氏や児島記者にも金額確認を何回もします。ちゃんと払った旨を伝えて店を出るとまだ後ろで不安そうにこちらを見ながら何か言っています。はたから見ると、まるで私たちが彼女を騙して逃げているかのようです。“人を見たら泥棒と思え”を地でいくような光景でした。

夜は土屋さん、小林さん、通訳をお願いした李先生、阿蘇さん、金さんの知り合いなども合流し十数名で阿蘇さんのイ族料理店「幸福館」に。

初日の大宴会

初日の大宴会

前評判どおり秋田出身、音声の石垣氏がガンガン飛ばします。次から次へと一気飲み。そこに前回も書いたあの巨大杯が登場、ビール約1.5リットルが注がれイ族女性による歌が始まります・・・そして大勢が注目する中、見事一気に飲み干しました。取材班に新たなヒーロー誕生!その後児島記者が挑戦するもあと一息というところでリタイヤ。

石垣氏

石垣氏

私

児島記者

児島記者

私も前回のリベンジのため自ら志願して挑戦、石垣氏よりも時間はかかったものの何とか成功しました。土屋さんも成功しこの夜は日本チームの圧勝に終わりました。

2009 年 5 月 31 日

ロケ1日目:待ちに待った再訪問

色々とありましたが、いよいよ待ちに待った四川省行き。関空から前回と同じくCA164便にて上海浦東空港へ。新しいメンバーは音声の石垣君です。秋田生まれの取材班最年少28歳。中国は初めてですが酒に強いというのが何より頼もしい!(去年の撃沈の様子は去年のHPで)
11時上海に到着するやいなや早速第一の関門が。ようやく収まってきたものの今では大阪は新型インフルエンザ患者が続出している世界でも有数の地域です。飛行機のドアが開くと白装束の検疫官がぞろぞろと中に入ってきました。赤いレーザー光線を乗客の額に向けて次々に照射していきます。
もし私たちの回りで発熱患者がいたら1週間隔離の可能性も・・・ドキドキの瞬間でしたが幸い機内に発熱している人はいませんでした。

突然現れた白装束

突然現れた白装束

レーザー銃で撃たれる。

レーザー銃で撃たれる。

ようやく降りて第二の関門である機材通関。オリンピック終了後再び制度が変わったのです。これまでは大阪の中国領事館でビザ取得と同時に機材リストを提出し、領事館の印鑑をもらって通関の際それを見せていました。いわば領事館が保証人代わりだったのですが、現在は中国国内の保証人による保証かもしくは保証金を現金で置いていかなければなりません。膨大な撮影機材ですから保証金はかなりの高額になるので今回はコーディネーターの金さんの会社が保証するということにしました。初めてのやり方なので多少不安はあったものの無事に通関完了。ここまで来てしまえば大丈夫。本当に法律がコロコロ変わるのでそのたびに翻弄されます。
さて、久しぶりに金さんと合流し取材班5人は一路国内線で成都へ。今回は成都は通過地なので空港近く(100mほどしか離れていない)のホテルにチェックインしました。近くの四川料理店で夕食を取り気分はすっかり四川モードに。さらに夜、金さんが5月に行ってくれた喜徳県の田植えと小学校の授業の様子をプレビューしました。ますます早く行きたくなる取材班。明日は朝一で西昌に出発です。

これぞ本場の麻婆豆腐

これぞ本場の麻婆豆腐

2009 年 5 月 26 日

長女の怪我の状況は

西昌の小林さんからニレムジュさん一家の様子の報告がありました。長女のアイは松葉杖なしでも何とか歩いているようです。写真を見ると確かにギプスをしたまま歩いています。重傷ではなさそうで少し安心しました。

歩いているアイ。右足にギプスが見える

歩いているアイ。右足にギプスが見える

2009 年 5 月 18 日

幸か不幸か

おとといの兵庫に続いて昨日大阪でも新型インフルの集団感染が確認されました。ついにやってきたかという感じですが、特に重症者もいないようなのでやはり毒性はかなり弱いのかなと。大阪で大量に感染者が出たことで、中国ロケはむしろ中国に拒否される方が心配になってきました。

2009 年 5 月 13 日

潜伏期間

成都の新型インフルの感染は拡大せず今のところ落ち着いています。社内ではロケにたとえ行ったとしても帰国してから潜伏期間の1週間は隔離するという策が現実味を帯びてきていました。それでも行ければまだいいのですが・・・