前回帰ってからわずか3週間、再び四川省へ。前回と同じく上海で乗り継いで一気に成都まで行きました。着いたら夕方だったので、増田カメラマンのたっての希望で麻婆豆腐の発祥と言われる「陳麻婆豆腐」へ行きました。久しぶりの四川料理です。が、4度目ともなるとみんな徐々に味に慣れてきていて、初めて本場の四川料理を食べた時の感動が薄れつつありました・・・
8月ロケ8日目:まだまだトラブルは終わらない・・・
いよいよ帰国の途に。実は私は明日の夕方ニュースのデスク。児島記者は8月29日に淀川花火大会の特番の編集、増田、石垣両氏も今日中に帰りたいということで1日で大阪まで帰るという強行スケジュール。朝早く西昌を出発、まずは成都行きの飛行機が軽く1時間ほど遅延。
成都に到着。続いて13時20分発の飛行機で上海へ・・・と思ったところやはり遅れているようです。上海から大阪へは18時発の飛行機なのでフライトの2時間半と乗り換え時間を考えると14時半には離陸しないと厳しいところです。
13時45分、飛行機が来る。
14時過ぎに機内へ乗り込み出発!!と思ったところ機械トラブルが発生しさらに遅延。15時ようやく離陸。
17時30分、上海に到着、最後の望みをかけて大急ぎで移動するも
「荷物はもう積み込んだので人だけなら乗ってもいい」とのこと。
まさか高価な機材を置いて行く訳にはいきません。この瞬間、今日中に帰るのを断念・・・
そして航空会社が用意したホテルでもう1泊することになりました。
8月ロケ7日目
今日はこれまでに撮ったテープを全てプレビュー。最後の夜はやはり幸福館で。お客さんもいっぱいでかなり流行っている感じです。客の中にはドラえもんTシャツを着た人も。
どこへ行ってもドラえもんの知名度はすごい!!
見せ場はやはりビモの「1000度の鉄なめ」今回は口だけで1000度の鉄を持ち上げています。(かなり辛そうに見えますが・・・)
いろんな余興が追加されていて児島記者や石垣氏も参加。増田カメラマンは前述した口琴のおばさんに「口琴のケースがほしい」とわがままなお願いをしています。実はこのケースはおばさんの手作りで世界に1つしかありません。困ったおばさんは私たちが次回来る時までに作っておくと言い残しました。最後は金さんが煽って、またまた恒例の石垣氏のビール2本半一気飲みで盛り上がって終了しました。今回は白酒は少しだけ。助かりました。
8月ロケ6日目:待ちに待った火把祭
今日は夜遅くなるので午前中は休息。遅めの昼食をとって午後4時いよいよ出陣です。
去年からメイン会場が変わったのですが、去年は雨で中止になったので誰もどんな状況になるのかよく分かっていません。ホテルから15分ほど歩いてメイン会場の火把広場へ。道のあちこちにキャンプファイアーのように木が組まれています。
広場の向かいにある財務局のビル、金さんがあらゆる手を使って交渉してくれた結果、何とか上れるようになりました。とはいっても外国人はダメなのでカメラマンと金さんの2人だけで上がって、カメラマンは中国人のふりをすることに。ここで特徴的な髪型の増田カメラマンは中国人でないことが一目瞭然なので、音声の石垣君が上がることになりました。(彼は普段カメラマンもやっているのです)
増田カメラマンは下でもう1台持っていったデジカムを使って撮影します。
3時間待って午後8時にようやく祭り開始、たいまつを持った行列が広場の前の交差点に集結し木に火をつけると火は一気にものすごい高さに燃え上がります。そしてたいまつを持った群集がそれぞれのたいまつに火をつけあたりは火災現場状態に。火の粉が頭の上に降ってきます。それでも熱風の中、迫力ある映像をとるため動き回る取材班。人々は火を中心に踊っています。
迫力の祭りは何時間も続き、日付が変わるころ花火が上がり一応終了。
ただ西昌の火把節はここ数年観光化していて観光客が多く、本来イ族の祭りなのですが参加者の多くが漢族であることが少し残念ではありました。
祭りの途中、地元の西昌テレビから逆取材を受けました。質問は「外国人から見て火把節についてどう思いますか?」と「西昌30周年について何か“いいこと”を言ってください」というもの。次の日のテレビに字幕つきで出ていました・・・