シリーズ13億人の深層 第3章
Top
番組制作日記
フォトギャラリー
予告ムービー
番組概要

2009 年 11 月 のアーカイブ

2009 年 11 月 1 日 日曜日

10月~11月ロケ2日目:上がったり下がったり・・・

朝焼けの成都空港

朝焼けの成都空港

飛行機から見た5000m級の山は雪化粧

飛行機から見た5000m級の山は雪化粧

きょうも5時半起床、6時にホテルを出発し空港へ。7時半に離陸して8時20分には5度目の涼山州西昌に到着しました。空港にはたくさんの人が迎えに来てくれていました。今回の取材でお世話になった方たちのまさにオールスターです。小林さん、阿蘇さん、李先生、通訳の蒋さん、車の会社の社長と運転手朝早くから来ていただいて感動しました。

小林さん、阿蘇さん、李先生を始め、皆さんが出迎えてくれました

小林さん、阿蘇さん、李先生を始め、皆さんが出迎えてくれました

囲炉裏で寒さをしのぐ

囲炉裏で寒さをしのぐ

ついたらすぐ、チェックインもせずに通訳の李先生、小林さんと共に標高3000mの山の村へ向かいました。出稼ぎに出ている父ニレムジュさんが今日山の村に帰ってくるという情報を彼の親戚を通じて聞いていました。(ニレムジュさんは携帯をもっていない)
道で待ち受けていると・・・帰ってきました。久しぶりの帰省です。隣町の学校に行っているムティも日曜日なので戻ってきていました。2人の子どもにとって父の帰省は何よりうれしいことです。折りしもこの日、寒い寒いと思っていたらあられが降ってきました。初雪です。すでに気温は氷点下でしょうか。囲炉裏しか暖房器具のない凍りそうな部屋で、アイを除く4人が片寄せあって火に当たるシーン。ぜひ放送で見てください!!

お昼過ぎ、最後の撮影はムティとアカのインタビュー。これまでは何を聞いてもほとんど何もしゃべらない2人だったので半ば諦めかけていたのですが、最後のインタビューで奇跡が・・・父や母に対する思い、将来の夢など言葉は少ないですが2人ともしっかりと話しました。いよいよお別れの時、2月以来9ヵ月通った村を後にするのは何とも寂しい気分でした。

最後にニレムジュさん一家と記念写真

最後にニレムジュさん一家と記念写真

休む間もなく山道を下山して、とりあえずチェックイン。すぐに喜徳県の米の村へ。
午後4時ごろ村に到着しラマウジュさんの家にあいさつに伺いました。3人の息子のうち次男と三男が帰ってきていました。三男は中学生で、県で一番いい中学校に行っています。しかも学年70人の中で8番という好成績です。もう少しがんばれば西昌の涼山民族中学(中国は初中が日本の中学 高中が高校にあたります 涼山民族中学は高校に相当)に行けるかもしれません。私はみんなから白酒を飲まされて少し酔っ払いながら村の期待の星と記念写真を撮りました。

孫を抱いて喜ぶラマウジュさん

孫を抱いて喜ぶラマウジュさん

村の希望の星と

村の希望の星と

そして、ようやく西昌へ。食事はもちろん阿蘇さんの「幸福館」でイ族料理です。円卓に大勢の人が座っているのをみて「これだけの人が協力してくれたんだなあ」と感動!
土屋さんや今回来れなかった児島記者、音声石島氏も含めて皆に感謝です!
明日は昼の飛行機で涼山を発ちます・・・が、午前中いっぱいまだ恒例のゲリラロケが残っています。これが撮れるかどうかは番組のエンディングに大きく影響します。うまくいくことを願って、就寝。

お世話になった皆さん

お世話になった皆さん

小林さん(中央) 李先生(左)と

小林さん(中央) 李先生(左)と