シリーズ13億人の深層 第3章
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2009 年 8 月 13 日 のアーカイブ

2009 年 8 月 13 日 木曜日

8月ロケ4日目:予想もしない驚くべき情報が・・・

今日も朝から大雨。早朝、ロビーに下りると金さんが「大問題だよ」と言います。「運転手の李さんから電話があって火把節は15日の夜じゃないか?と言っている」とのこと。
しかし火把節は旧暦の6月24日(今年は新暦8月14日)と決まっているはず。阿蘇さんたちもそう言っていたのに。とにかく確認すると、今年は西昌市建市30周年で西昌市政府が14日の夜に大イベントを市の中心でやるので例外的に翌日に祭りをやるとのこと。どうやら火把節と重なるとチケットが売れなくなるため祭りを15日にずらしたようです。
さて、ここからが大変。私たちの予定は15日朝に西昌を出発して成都に行き、16日に上海経由で日本へ帰るというものでした。しかも16日の夕方の上海発関空行きのANAは変更不可のチケットなのです。ここから16日中に日本へ帰るためあらゆる可能性を考えました。

  1. 15日の火把節撮影後、16日朝に西昌を出て成都、上海を経て大阪に一気に帰る。
    ⇒16日は成都行きの飛行機が一日中満席で ×
  2. 火把節撮影後、車で成都に行って翌日帰国
    ⇒成都までは車で約10時間。ただし山道の上ここ数日の雨でドライバーが危険と判断 ×
  3. 火把節撮影を21時半で切り上げて22:03分西昌発の最終列車で成都へ(約9時間)
    ⇒火把節は最後まで撮影したいし膨大な荷物を考えると ×

結局16日中に帰る策はなく、帰りを1日遅らせることを考えました。それぞれ仕事があるのでまずは本社に連絡し了解をとって、最大のネックである飛行機の変更に。ANAに電話すると「変更には1人当たり15万円(4人で60万円)かかります」との返答!ありえない金額に呆然とする中、金さんが上海の旅行者に連絡すると中国国際航空の飛行機なら片道2万円台でチケットが取れるとのこと。4人でも10万円以下。これぐらいの出費なら・・・ということでホテルも1日延長し何とか事なきを得ました。それにしても伝統行事の日程をこんなに簡単に変えていいのでしょうか??

飛行機変更作業の跡

飛行機変更作業の跡

きょうは喜徳県聯合村にてコシヒカリの成長を撮影します。行きの車の中はずっと日程変更の電話。今後の日程が確定したころ現地に到着しました。降りしきる雨の中稲はもう花も咲き終わって稲穂がまっすぐ上に伸びていました。9月10日頃から稲刈りが始まるということです。

成長した“喜徳の光”

成長した“喜徳の光”

取材班絶賛の中華料理店。

取材班絶賛の中華料理店。