心配された天気も何とか晴れて、今日は小学校の運動会本番。ほとんどの子どもが民族衣装で着飾っています(なぜかムティとアカはこの日に限ってジャージ)。9時過ぎ、来賓の方々が次々登場、本校の校長先生、涼山州科学技術局の局長、科長、そして土屋さん、小林さんたち。子どもたちは校門前に並び「歓迎(フゥアンイン)!歓迎!」と元気よく叫んでいます。
校長の挨拶、選手宣誓のあといよいよ競技開始、村の人々もほぼ全員が見に来ています。日ごろの学習の成果を親にも理解してもらおうと始まったこの運動会、先日皆が描いた両親の絵も前に張り出されています。せまい校庭内を走り回る子どもたちをみて親たちの表情も本当に楽しそうです。お腹の調子が悪いニレムジュさんも親子のおんぶリレーに参加、その様子は番組でチェックしてください。
午前中いっぱいで競技は全て終了、おもちゃなどのプレゼントが配られて子どもたちは大喜びです。今回の村の撮影は今日で終了、最後にニレムジュさんに「私たちが次回来る夏には出稼ぎに行っていますか?」と聞いたところ「お腹の検査をして問題なければ行くがどこか悪ければ行かないつもりだ」と答えました。確かにいつもお腹を押さえています。「もし行かなければ収入はなくなるがその時はいい方法を考えるよ」と前向きに答えるニレムジュさん。検査結果が問題ないことを祈ります。