シリーズ13億人の深層 第3章
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2009 年 5 月 のアーカイブ

2009 年 5 月 31 日 日曜日

ロケ1日目:待ちに待った再訪問

色々とありましたが、いよいよ待ちに待った四川省行き。関空から前回と同じくCA164便にて上海浦東空港へ。新しいメンバーは音声の石垣君です。秋田生まれの取材班最年少28歳。中国は初めてですが酒に強いというのが何より頼もしい!(去年の撃沈の様子は去年のHPで)
11時上海に到着するやいなや早速第一の関門が。ようやく収まってきたものの今では大阪は新型インフルエンザ患者が続出している世界でも有数の地域です。飛行機のドアが開くと白装束の検疫官がぞろぞろと中に入ってきました。赤いレーザー光線を乗客の額に向けて次々に照射していきます。
もし私たちの回りで発熱患者がいたら1週間隔離の可能性も・・・ドキドキの瞬間でしたが幸い機内に発熱している人はいませんでした。

突然現れた白装束

突然現れた白装束

レーザー銃で撃たれる。

レーザー銃で撃たれる。

ようやく降りて第二の関門である機材通関。オリンピック終了後再び制度が変わったのです。これまでは大阪の中国領事館でビザ取得と同時に機材リストを提出し、領事館の印鑑をもらって通関の際それを見せていました。いわば領事館が保証人代わりだったのですが、現在は中国国内の保証人による保証かもしくは保証金を現金で置いていかなければなりません。膨大な撮影機材ですから保証金はかなりの高額になるので今回はコーディネーターの金さんの会社が保証するということにしました。初めてのやり方なので多少不安はあったものの無事に通関完了。ここまで来てしまえば大丈夫。本当に法律がコロコロ変わるのでそのたびに翻弄されます。
さて、久しぶりに金さんと合流し取材班5人は一路国内線で成都へ。今回は成都は通過地なので空港近く(100mほどしか離れていない)のホテルにチェックインしました。近くの四川料理店で夕食を取り気分はすっかり四川モードに。さらに夜、金さんが5月に行ってくれた喜徳県の田植えと小学校の授業の様子をプレビューしました。ますます早く行きたくなる取材班。明日は朝一で西昌に出発です。

これぞ本場の麻婆豆腐

これぞ本場の麻婆豆腐

2009 年 5 月 26 日 火曜日

長女の怪我の状況は

西昌の小林さんからニレムジュさん一家の様子の報告がありました。長女のアイは松葉杖なしでも何とか歩いているようです。写真を見ると確かにギプスをしたまま歩いています。重傷ではなさそうで少し安心しました。

歩いているアイ。右足にギプスが見える

歩いているアイ。右足にギプスが見える

2009 年 5 月 18 日 月曜日

幸か不幸か

おとといの兵庫に続いて昨日大阪でも新型インフルの集団感染が確認されました。ついにやってきたかという感じですが、特に重症者もいないようなのでやはり毒性はかなり弱いのかなと。大阪で大量に感染者が出たことで、中国ロケはむしろ中国に拒否される方が心配になってきました。

2009 年 5 月 13 日 水曜日

潜伏期間

成都の新型インフルの感染は拡大せず今のところ落ち着いています。社内ではロケにたとえ行ったとしても帰国してから潜伏期間の1週間は隔離するという策が現実味を帯びてきていました。それでも行ければまだいいのですが・・・

2009 年 5 月 11 日 月曜日

更に更にハプニング続く!

田植えを撮りに行って来てもらった金さんから昨日帰ったと連絡がありました。ロケ自体はうまく行ったとのこと。田植えは1日だけだったのでついでに山の小学校にも行ってもらって授業の様子と運動会の練習の様子を撮ってくれるよう頼んでいました。ただ、ニレムジュさんの家庭に異変があったようで、町の中心小学校に行っている長女のアイが足を骨折して入院し、看病のため出稼ぎに出ていたニレムジュさんが戻ってきているとのことでした。思ってもみなかったハプニングです。怪我の程度や今後の予定などは分からないとのことです。ドキュメンタリーの本筋に関わることなのですが確認する術もなく、JICAの小林さんにメールし今度行く時に見てきて欲しい旨頼みました。
この日、更なる試練が・・・何と中国本土で初の新型インフルエンザ患者が出たのです。
しかも場所は成都。今月31日から6月10日でロケに行く予定を立てたばかりです。
各局の知り合いに対応を聞いてみるとほぼ全ての局で、感染者が出た国には渡航禁止の措置を取っているというではありませんか。新聞も同様です。出発まであと20日足らず、ビザ取得の作業はすでに進めています。どうなることやら。