シリーズ13億人の深層 第3章
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‘2009年8月ロケ’ カテゴリーのアーカイブ

2009 年 8 月 18 日 火曜日

8月ロケ9日目:帰国。ついてないロケでした。。。

朝一の便でようやく帰国。トラブル続きで予定を2日オーバー。天気もほとんど雨という何ともついていないロケでした・・・

2009 年 8 月 17 日 月曜日

8月ロケ8日目:まだまだトラブルは終わらない・・・

いよいよ帰国の途に。実は私は明日の夕方ニュースのデスク。児島記者は8月29日に淀川花火大会の特番の編集、増田、石垣両氏も今日中に帰りたいということで1日で大阪まで帰るという強行スケジュール。朝早く西昌を出発、まずは成都行きの飛行機が軽く1時間ほど遅延。

西昌-成都行きの派手な飛行機。 これが悪夢の始まり

西昌-成都行きの派手な飛行機。 これが悪夢の始まり

成都に到着。続いて13時20分発の飛行機で上海へ・・・と思ったところやはり遅れているようです。上海から大阪へは18時発の飛行機なのでフライトの2時間半と乗り換え時間を考えると14時半には離陸しないと厳しいところです。

 13時45分、飛行機が来る。
 14時過ぎに機内へ乗り込み出発!!と思ったところ機械トラブルが発生しさらに遅延。15時ようやく離陸。
 17時30分、上海に到着、最後の望みをかけて大急ぎで移動するも
 「荷物はもう積み込んだので人だけなら乗ってもいい」とのこと。

まさか高価な機材を置いて行く訳にはいきません。この瞬間、今日中に帰るのを断念・・・
そして航空会社が用意したホテルでもう1泊することになりました。

航空会社が用意したホテルで さらに1泊

航空会社が用意したホテルで さらに1泊

2009 年 8 月 16 日 日曜日

8月ロケ7日目

今日はこれまでに撮ったテープを全てプレビュー。最後の夜はやはり幸福館で。お客さんもいっぱいでかなり流行っている感じです。客の中にはドラえもんTシャツを着た人も。
どこへ行ってもドラえもんの知名度はすごい!!
見せ場はやはりビモの「1000度の鉄なめ」今回は口だけで1000度の鉄を持ち上げています。(かなり辛そうに見えますが・・・)

いろんな余興が追加されていて児島記者や石垣氏も参加。増田カメラマンは前述した口琴のおばさんに「口琴のケースがほしい」とわがままなお願いをしています。実はこのケースはおばさんの手作りで世界に1つしかありません。困ったおばさんは私たちが次回来る時までに作っておくと言い残しました。最後は金さんが煽って、またまた恒例の石垣氏のビール2本半一気飲みで盛り上がって終了しました。今回は白酒は少しだけ。助かりました。

ゲームに参加の児島記者

ゲームに参加の児島記者

ゲームに参加の音声、石垣氏

ゲームに参加の音声、石垣氏

おばさんの口琴ケースをねだる 増田カメラマン

おばさんの口琴ケースをねだる 増田カメラマン

幸福館 舞台の全景

幸福館 舞台の全景

2009 年 8 月 15 日 土曜日

8月ロケ6日目:待ちに待った火把祭

今日は夜遅くなるので午前中は休息。遅めの昼食をとって午後4時いよいよ出陣です。
去年からメイン会場が変わったのですが、去年は雨で中止になったので誰もどんな状況になるのかよく分かっていません。ホテルから15分ほど歩いてメイン会場の火把広場へ。道のあちこちにキャンプファイアーのように木が組まれています。

たいまつを持つ親子

たいまつを持つ親子

交差点の真ん中に組まれた木

交差点の真ん中に組まれた木

広場の向かいにある財務局のビル、金さんがあらゆる手を使って交渉してくれた結果、何とか上れるようになりました。とはいっても外国人はダメなのでカメラマンと金さんの2人だけで上がって、カメラマンは中国人のふりをすることに。ここで特徴的な髪型の増田カメラマンは中国人でないことが一目瞭然なので、音声の石垣君が上がることになりました。(彼は普段カメラマンもやっているのです)

屋上の様子

屋上の様子

増田カメラマンは下でデジカム

増田カメラマンは下でデジカム

増田カメラマンは下でもう1台持っていったデジカムを使って撮影します。
3時間待って午後8時にようやく祭り開始、たいまつを持った行列が広場の前の交差点に集結し木に火をつけると火は一気にものすごい高さに燃え上がります。そしてたいまつを持った群集がそれぞれのたいまつに火をつけあたりは火災現場状態に。火の粉が頭の上に降ってきます。それでも熱風の中、迫力ある映像をとるため動き回る取材班。人々は火を中心に踊っています。

午後8時祭り開始

午後8時祭り開始

燃え上がる迫力の炎

燃え上がる迫力の炎

大群衆

大群衆

火の回りで踊る人々

火の回りで踊る人々

たいまつを燃やす

たいまつを燃やす

迫力の祭りは何時間も続き、日付が変わるころ花火が上がり一応終了。
ただ西昌火把節はここ数年観光化していて観光客が多く、本来イ族の祭りなのですが参加者の多くが漢族であることが少し残念ではありました。

最後は花火で終了

最後は花火で終了

祭りの途中、地元の西昌テレビから逆取材を受けました。質問は「外国人から見て火把節についてどう思いますか?」と「西昌30周年について何か“いいこと”を言ってください」というもの。次の日のテレビに字幕つきで出ていました・・・

西昌テレビの取材を受ける

西昌テレビの取材を受ける

翌日のテレビ

翌日のテレビ

2009 年 8 月 14 日 金曜日

8月ロケ5日目:1年の成果がたったこれだけ?

今日は旧暦6月24日、火把節の日です。
朝、今日も小雨。夜には西昌市30周年の大イベントがあるので午前中から大石頭村へ。
到着すると、村の女性たちが籠にじゃがいもを入れて集まっていました。レブジホさんもいます。この日は西昌から業者がじゃがいもの買い付けにやってくるとのことで、皆待っている状態です。各家から次々とじゃがいもが運ばれてきます。一籠で重さは約65キロ。長女が遠く離れた小学校に行き、ご主人が出稼ぎでいないレブジホさんは体がよくないにもかかわらず一人で5籠も運んできました。

籠にいっぱいのじゃがいもを運んでくるレブジホさん(一籠 約65Kg)

籠にいっぱいのじゃがいもを運んでくるレブジホさん(一籠 約65Kg)

大きくて形のいいじゃがいもは売って、残りは自分で食べるか家畜のエサにします。彼女の家ではじゃがいもと、蕎麦しか作っていないのでこれが収入の大部分になるのです。
間もなく業者がやってきました。手作りの秤で次々と重さを測っていきます。買い取り額は1キロでわずか6角(約9円)。中には大量生産し20籠以上も持ち込んで900元を手にする家族もいましたが、レブジホさんは5籠=320キロ。全部で195元=約2900円にしかなりません。半年以上かけてせっせと働いた成果が3000円にも満たないのです。今年のじゃがいもでの収入はこれが全て、あとはお金が必要な時に牛や豚、鶏などの家畜を売るのだそうです。

午前中いっぱい撮影し、山を下りました。途中でまたしても!事故目撃。ほぼ毎日どこかで事故を見かけます。今回は道の片側で起きていたので渋滞する前に通り抜けられましたがそれにしてもものすごい確率で事故が発生しています。原因はセンターラインオーバーです。

今度は正面衝突。どう見ても左の車が悪い。(中国は右側通行)

今度は正面衝突。どう見ても左の車が悪い。(中国は右側通行)

夕方になってイベント会場へ。民族色溢れる踊りや歌を撮影するのが目的です。そして会場へ、毎度入り口に群集が殺到する見慣れた風景。どうして並ぼうとしないのでしょう?、特売など早くしないとなくなってしまうものはまだ理解できます。しかし今回、チケットは前売りなので席は決まっています。なのになぜ大声を上げ、もがき苦しみながら先に入ろうとするのでしょう?何年中国を見てきてもこれだけはいつも不思議でなりません。さてこの会場、日本のコンサート会場と同じで会場内は撮影禁止です。私たちは許可も取っていませんがここからがゲリラ撮影の真骨頂、大群衆に混ざって阿蘇さんが警備の公安に「日本のテレビ局だ、ビザもある」とパスポートを見せて叫びます。さらに何の関係もない撮影機材の通関担保の書類を見せて「書類もある」とすごい剣幕で説明しています。群衆の警備で手一杯の公安は「わかったわかった、でもカバンは持ち込むな」と了承しました。かくして無事入り込むことに成功。これで美しい民族舞踊が撮れる!しかし、中で行われたのは・・・韓国や香港スターのコンサートでした。。。

コンサート会場

コンサート会場

有名スターの登場に会場は大盛り上がり

有名スターの登場に会場は大盛り上がり