牧民たちの恐~い歓迎会

2008 年 4 月 20 日 日曜日


ナレンファさんの村の集会所

さて、早朝20名弱の日本人植林隊は岐路に着きました。私たちは坂本さんとともに再びナレンファさんの家に向かいます。前にも書きましたが坂本さんは450万円を投資してナレンファさんたちと牧場を経営しています。なかでも目玉となるのはカシミヤヤギの改良、坂本さんとしては遼寧省の1匹200~300万円もする種ヤギを買ってほしかったようですが去年ナレンファさんが買ったのはアルバス地方の30~60万円のヤギを数匹、その理由は2人の話の中で明らかになりました。一つは草地の回復がよくなくて1年中禁牧になったら放牧生活は続けられないということ、そしてもう一つは高価なヤギを1匹飼った場合。病気などで死んだら損害が多大であること。確かに言われてみれば・・という感じです。今年人工授精で生まれた改良子ヤギは40匹、来年にはカシミヤが採れるといいます。果たしてどんなカシミヤが採れるのでしょうか?放送には間に合いませんが改めてぜひ見てみたいです。


コの字型に並んだテーブル


陽気な牧民たち 今日はどれだけ飲まされるのか

午前中でロケは終了、そしてこの日は昼食で現地の牧民たちが私たちを接待してくれるそうなのです。正直もう勘弁してほしい心境でしたがそんなことを言えるわけもなく連れられていきました。そして、村の集会所へ着くと机がコの字型に並べられていました。私たちは前に一列に座らされ、脇2列を牧民が固めるという構図に。その数、牧民だけで30人以上はいそうです。こちらは坂本さんを入れてわずか6人、「これはまずいな・・・」と血の気が引く思いをしながら宴会は始まります。案の定、一人一人が私たちに飲ませに来ます。しかも椀が大きい!私は連日の酒と砂でのどをやられ咳が止まらないのですが、断っても断っても許してもらえません。金さんもつらそうですが断れずに飲んでいます。他のメンバーも同じです(増田カメラマンでさえ少し口をつけていました)しかし、よく見ると牧民たちはほとんどが飲むのを拒んでいます。「???」みんな酒に強いのだと思っていたのですがちょっと拍子抜けというか、次第に我々だけ飲まされているのは不公平な気がして、隙をみて外に出て吐いたり歌を歌ったりして逃げました。戻ってみると清水氏と児島記者が何やらいい感じに出来上がって踊っています。その回りには前回ロケハンの時に飲ませまくっていた林業局の白酒シスターズが。。。 午後3時ごろ、包局長が帰るというのでここぞとばかりに便乗して私たちも帰り(逃げ)ました。  まだ昼だというのに本当に恐ろしい光景でした。


ナレンファさんと白酒シスターズの1人


牧民たちも白酒はつらそうです


女性も強い

ただ、この宴会で最後に出された羊の頭は最高のもてなし(大臣が来てもこの料理)であり、また羊を煮た汁を使った雑炊はこのロケの中で最高においしく感動しました(涙)!


最高級のおもてなし


またまた3人で四季の歌

ホテルの前の店で土産を購入、私は酔っ払っていたこともあり大きな羊の絵柄のじゅうたんを買いました。(もって帰るのが大変であとで後悔)、そして、金さんはホテルのフロントの中に入って勝手にインターネットで明日のホテルを予約しています。(普通ありえないでしょう)。夜は久々の白酒のない夕食、ホテルの近くの干鍋料理店で楽しい夕食でした。それでもビールを2本も飲んでいた坂本さんには脱帽です。明日はいよいよオトク旗を離れます。



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