モンゴル族が放牧を棄てる日。迫り来る砂の脅威 ロケへの旅立ち

2008 年 4 月 11 日 金曜日

いよいよロケに出発。日本からは増田カメラマン、音声清水氏、私、そして児島記者の4名でまずは上海へ。いつもどおり、JALやANAを羨望の眼差しで見つめながら中国国際航空のカウンターへ。思いがけずすいています。これも毒入り餃子ショックの影響なのでしょうか?飛行機の中もSARSの時以来のガラガラぶりです。

(SARSの最盛期、2003年4月に最も被害の出ていた香港支局に赴任、その時のANAの機内は私を入れて客はわずか4人だった。CAがマンツーマンでした) さて、中国時間の午後2時過ぎ上海に到着、児島記者は初の中国です。私にとっては日常だった風景にもいちいち「すごいですね~」と反応し面白い。増田、清水両氏はさすがにもはや少々のことでは驚きません。この日は上海で宿泊、コーディネーター兼ボディガードの屈強な金さん(K-1ファイター 180cm 100kg 私が上海支局長の時代からの友人)と合流し、支局の時からお世話になっている上海外弁のKさんも交えて夕食会が開かれました。3月にチベット暴動が起きて以降、少数民族と日本人(外国人)との接触には中国政府は非常に敏感になっています。去年番組を作った新疆ウイグルは今年は取材不可能な状態になっていますし、2週間ほど前には坂本さんの植林にも待ったがかかっていました。モンゴル族と外国人との接触を嫌がったからだと思われます。植林でさえNOなのに取材に許可が出るはずかなく、実はかなりあせっていたのですが坂本さんが抗議してくれた結果植林はなんとかOKに、取材についても何とかOKになりました。ということで大変お世話になっている方々と会食そして夜の街へ・・・それぞれの思いを胸にホテルに帰ったのは午前1時すぎ。明日は4時起きなのです。。。いよいよ明日、いや今日は内モンゴル!!



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