9日目: 念願のモンゴル相撲

2008 年 8 月 3 日 日曜日


モンゴル衣装に身をつつむ参加者たち

いよいよ、ロケも後半戦に突入。きょうはナレンファさんのところで雨のため撮れなかったナーダムのモンゴル相撲の撮影です。本当に運がよく、たまたま近くの町で大きな大会が開かれていたのです。またまた車で3時間ほど走り午前11時過ぎに会場へ到着しました。競馬は早朝4時から行われていたらしくすでに終わりかけていましたが、モンゴル相撲はまさにこれから始まるところでした。


激しい戦い

大群衆が取り巻く中、大会責任者に交渉し増田カメラマンと私が中に入れることになりました。参加者はおよそ130名。朝青龍のようなごっつい人もいればひょろひょろの人もいて最初は大人の部と子どもの部があるのか?と思ったほどです。試合開始!トーナメント戦で試合は進みます。土俵はなく手やひざを着いたら負けです。豪快な投げ技が出ると観客が沸きます。試合は決勝まで4時間続きました。

さて、中に入ったのはいいものの、カメラマンは暗黙の了解でどこにいてもいいのですが、私は居場所に困ります。どこに行っても誰かの視界を遮ってしまいます。ちょっとでも立とうとすると後ろから 容赦なくペットボトルが飛んできます。結局炎天下の中4時間、ダルマのようにじっと座っているしかなく、ただめちゃくちゃ日に焼けました。。ベスト8決定後、一時試合は中断、午前中に行われた競馬の表彰式がなぜかモンゴル相撲の会場で行われました。あまりの人の多さに馬はビックリして暴れ始めました。観客が逃げ惑う大混乱の中、何事もないように景品が渡されていきます。優勝者には小さなポータブルテレビが、準優勝者には携帯が渡されました。どうして今ここで表彰式をやるのか?その答えはその後分かりました。

混乱が収まるといよいよ準々決勝、ここまで来ると皆、すごい体格です。筋肉隆々の人もいれば推定体重130キロぐらいの人もいて、会場の盛り上がりも最高潮です。

結局、優勝は筋肉隆々の人でした。決勝で勝負がついた瞬間に、観客は一斉に帰ります。誰も表彰など見ようともしません。ベスト8の時点で馬の表彰をやった理由がようやく分かりました。この日の夜は、政府の人と久々の白酒。この席で食べたエビがおそらく原因だと思うのですが翌日大変なことになりました。



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