2008 年 3 月 1 日 のアーカイブ

白酒地獄を見た日

2008 年 3 月 1 日 土曜日

朝は少しゆっくり。と思ったらホテルに公安がやってくる。厳しい表情ではないが、女性職員が私たちのパスポートを集めて回っています。地方のホテルでは時々あることではあるが初めての人はビックリするでしょう。

さて、取材については午前中何も決まらないまま昼食になだれ込み、坂本さん、ナレンファさん、取材班に加えて女性2人と男性3人での飲み会。1人はウラン鎮公安の偉い人でしたがあとはおそらく林業局の関係の人たちです。昼だというのにやたらテンションが高い。強そうな女性たちががんがん飲ませてくるうえ、歌が終わった瞬間に飲み干さなくてはならないとか、いろんなしきたりがあって間違うとさらに一気。歌もたくさん歌わされました。1時から始まった宴会で4時には私と金さんはすでに酔いつぶれていました。元気の残っていた坂本さんと増田カメラマンは女性陣(40歳ぐらい?)に2対2でバーに行こうと誘われていました(もちろん断っていましたが)。ホテルに戻りベッドに倒れこむと爆睡、しかし2時間後、6時には林業局長との夕食会が待っています。

あっという間に6時、まだ意識が朦朧としていますが仕方なく宴会場へ、見ると金さんもつらそうです。会場に着くと林業局の包局長以下15人以上の人たちが待ち構えています。歌手や奏者もいて本格的、もう逃げられません。何とか中国語での挨拶もすませ、宴は次第に盛り上がります。坂本さんは楽しそうにオルドス民歌を歌っています。私も金さんも決して弱いほうではありませんが坂本さんの酒の強さには感動しました。昼夜ほぼぶっ続けでアルコール38度の白酒を1人1本半空けるというとんでもない飲み方、「食べて・飲んで・歌って・吐いて」を繰り返し、特に取材先が決まるわけでもなくこの日も泥酔のまま1日が終了、この時点で決まっている取材先はナレンファさんだけです。ロケハン終了まであと2日です。