2007年3月24日(土) 午後 5:00〜5:15放送(テレビ大阪)
2007年3月29日(木) 午後 6:30〜6:45 放送 (奈良テレビ放送)
今回の花* 千堂あきほさん
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千堂あきほさん
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これまで番組ナレーションを務めた女優・千堂あきほさんに実際に大和川の上流から下流までを歩いてもらい、改めて大和川の空間を肌で感じてもらいます。千堂さんの眼に映った大和川とは…?
人々の心を映して流れる大和川
いくつものところから流れ出す大和川の源流。
その最初の一滴は、いずれも綺麗な水なんです。
それなのに、なぜ一級河川水質ワースト1の
不名誉な川になってしまったのか?
いつ頃から汚濁が始まったのでしょうか?
汚濁の原因は、
「工場などから出る汚れがほとんど。」
そう思っている人も少なくないのでは?
しかし実際には
「家庭からの生活排水」
が汚れの原因の80%以上を占めます。
たくさんの人が気づかずに汚してきた大和川。
その水質を少しでも改善したいと地道な活動が展開されています。
たとえばアクリルタワシの普及。
大和川博士の講座では、川がなぜ汚れるのかを分かりやすく
教えてくれます。
奈良県と大阪府の境目に位置し、
昔から何度も地すべりを繰り返してきたのが亀の瀬では
今もなお対策工事が行われています。
川の水がきれいかどうか、
そこに生息する生物の種類で
判定することができるのです。
谷さんは、水生生物の自然観察ガイドを
作り、さらに、奈良県内で大和川流域の生物に
よる水質の移り変わりも調査しました。
大和川の葦刈りでは
周辺に溜まっているゴミも拾います。
「大和川・石川クリーン作戦」も毎年恒例の行事として定着。
流域全体に広がりつつあります。
大和川は江戸時代に付け替え工事が行われ、今の流れとなりました。
その大事業に尽力したのが中甚兵衛です。
付け替え工事から300周年をきっかけとして
各地で大和川再生への気運が高まっていったのです
昨年7月の「大和川水辺まつり」です。
子ども達が「いきいきと水しぶきをあげて遊ぶ」光景が実現。
長年続いている大和川クリーンキャンペーンのコンクールにも
昨年は過去最高の応募があり、
大和川再生への思いを込めた子どもたちの作品がズラリと並びました。
この大和川クリーンキャンペーンに積極的に参加したのが
大阪市立矢田東小学校。
授業の一環で大和川の再生を取り上げ、全校生徒が
このコンクールに作品を応募。
大和川について学ぶ。
これもまた大事な再生への取り組みです。
船頭の高田さんは長年大和川の河口で働いてきた人です。
大和川の河口は真西を向いています。
夕陽が川の延長線上に沈むことから絶好の撮影ポイントになっています。
生命・財産を守る安全で安心な大和川。
次世代に伝える美しい大和川。
地域を育む豊かな大和川。
掲げられたそれらの目標はたくさんの人たちの情熱によって
きっと達成されるに違いありません。
人々の心を映して流れる大和川。
その再生に向けた取り組みは、同じような活動を行う
全国各地の人たちに勇気を与えながら未来へと続きます。
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