ザ・フィッシング > 2005年放送一覧 > 1月15日放送
世界最大の湿原パンタナール。そこは、原始のままに残る大自然と無数に流れる川に、多くの動植物が生息する生命の楽園。そして、その中に黄金の河の虎と呼ばれる魚がいた。その名を「ドラド」。 南米大陸にしか生息しないこの魚は、黄金に輝く魚体とヒットした後の強烈なファイトで世界中のアングラーを魅了する。そのドラドをソルトルアーフィッシングのパイオニア村越正海が追う。 2004年、10月初旬。村越は南米へと旅立った。 日本からパンタナール湿原のピキリ川まで行くには30時間を超える長い道のりとなる。黄金の魚・ドラドを1度は釣ってみたいという村越の強い想いが行動へと移すのだろう。 そして、日本からの長旅の末、村越の前に悠然と広がるパンタナール湿原が見えてきた。到着後村越は、すぐさまタックルをセッティングし実釣に出る。 |
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村越にとって、ここピキリ川は初めてのフィールド、一刻も早く状況を探っておきたいという考えからだ。ポイント到着し、実釣スタート。 いよいよドラドへの挑戦が始まる。そして、いきなり村越のロッドがしなる。 |
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ファーストヒットはいったい何か?上がってきたのは何とピラニア。 話には聞いていたがやはり鋭い歯でルアーに食いついている。その鋭さはルアーに穴をあけてしまう程だ。 その後もピラニアが連続でヒットしてくる。やはり魚影は濃い。 そして、初日の実釣も終了時間が近づいてきたその時、今までとは明らかに違うアタリがきた!!これが、本命ドラドのヒキか? 初めての体験に村越も戸惑う。そして、黄金に輝く魚体が大きく水面から飛び出した! |
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【出演者】 村越 正海(むらこし せいかい) |
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【取材地連絡先】 フィッシングプランニングオフィス 03−5719−1270 |
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【タックル図】 図をクリックすると拡大版が表示されます
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ディレクターズ・アイ | |||||||||||||||||||||||
2003年10月上旬に行われた今回のブラジルロケ。 ブラジルは、とにかく遠い!とにかく広い!そして、とにかく暑い! 30時間以上の長旅の後、ブラジルに到着したスタッフを灼熱の太陽が容赦なく照りつける。(かなり過酷なロケになりそうだ。)僕はそう直感した。 しかし、その予想とは裏腹に、現地でのロケは快適だった。ホテルはきれいだし、心配していた食事もおいしい。なによりお国柄なのか出会う人たちはとても親切だった。 時代は21世紀。ブラジルはもう、一昔前のテレビ番組のような秘境ではありません。とてもすごしやすいところでした。 釣行の方はというと、みなさんがよくご存知のピラニアが、とてもヒットしました。 しかし、このピラニアがやっかいなのです。 初めこそ、スタッフも村越さんもピラニアがヒットすると、物珍しくて喜んでいたのですが、この魚は歯が鋭い。 ヒットするたびにルアーをズタズタにするのです。まあ、ブルジルの淡水魚は、ほとんどこの鋭い歯をもっていますから、ルアーはやられてしまうのですが、ピラニアはとにかく数が多かったです。 で、肝心のドラードはというと、とにかく強烈なパワーです。 ヒットしたあとに抵抗しようと水面を飛び跳ねます。 そして、本当に魚体は黄金です。これには僕も感動して震えが止まりませんでした。これまでに、銀白色の魚は見てきましたが、ビックリしました。とても貴重な体験をすることができました。 |
初春らしく、しかも難易度の高い沖釣りに挑戦したいと初めてマダイを狙っているゆうちゃん。 その姿の美しさ、釣趣の感激、味のうまさの3拍子そろった日本釣魚界の女王ともいうべきマダイ。「めでタイ、めでタイ」と言いながら、ゆうちゃんが向かったのは、神奈川県三浦市剣崎の間口港。 |
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今回ごいっしょしていただいているのは沖釣り歴2年半、ウェブデザイナーのmamiさん。仕事の傍ら、女性の釣りファンを増やしたいと自らもホームページを開設、釣り情報や魚の調理法を紹介している。利一丸・氏原船長の案内で、風が強く、波も高いというコンディションにもかかわらず、見事マダイをゲットした。 ここでmamiさんから提案が。「次のターゲットに行きましょう」。マダイの他に今釣れているワラサを狙おうという。仕掛けもマダイのままで大丈夫とのこと。 |
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ワラサといえば、地方によってはメジロやマルゴと呼ばれ、関東ではサイズによりブリ(70cm以上)←ワラサ(60〜70cm)←イナダ(40cm前後)と呼び名の変わる出世魚の代表的なもの。 好釣果をあげているだけあって、ポイントにはさすがにたくさんの船が集まっていた。さっそく実釣開始。あっという間にmamiさんゲット。しかしこれは残念ながらイナダ。そしてゆうちゃんも。これは立派なワラサだ。そして2人ダブルで良型のイナダを釣り上げた。 マダイにワラサ。2種類の旬のターゲットを楽しんだ2人。港へ帰る途中の話は、魚を食べること。 ゆうちゃんのモットーは“キャッチ&イート”。そしてmamiさんは“必釣必食”。となると今釣ったものをどうしても食べたい。 2人は船宿の台所を拝借し、さばかせていただいた。脂が乗り、光沢の美しいお刺し身が完成。ゆうちゃん、思わず「うまーい」。「タイってすごい上品な味だと思っていましたが、釣った感激のせいか、ものすごいパワフルな味に感じます」と。mamiさんも「わかります」。 釣り人ならではの新鮮なお刺し身をお腹いっぱいいただいた2人、最後に「女性の皆さん、釣りをして、魚をたべませんか!」とのメッセージがあった。 次回はなんと魚のはく製を作る! |
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フィッシングロケ日記 1月放送分 | ||
新年一発目の放送はマダイ。新年ということで「めでタイ」の「タイ」でございます。ロケはこの時期だというのにまたもや台風かという感じでしたが、何とか大丈夫でした。 初の三浦半島でした。剣崎間口港というのは知る人ぞ知る港だそうで、ごいっしょしていただいたmamiさんに聞いたところ、朝一番の船どうしのスタートダッシュが見ものらしいです。 まずマダイを狙いました。何とかすぐに手のひらよりちっちゃいくらいでしたがマダイを釣り上げました、というか釣れてくれました。 しかしその後何の音沙汰もなくなり、もうダメかなと思ってしまったのですが、何と50cm弱、1.6kg弱のいいサイズを釣り上げることができました。 魚屋さんで買ったら一体おいくらになるんでしょうか?というくらい素晴らしいタイだったと思います。 釣り堀とかでなく、初めて自然のタイを釣ったのですが、ヒキが違います、やっぱり。何て言うんですかね、ドラグがうなる感じ、竿がしなる感じ。非常に楽しかったです。 そしてあの色。さすが魚の王様。日本人はタイに心を奪われる人が多いですが、やはり私も日本人だなとあらためて思った次第です。 そして同じ仕掛けのまま、場所だけ変えてイナダ、ワラサを狙い、大爆釣でした。サイズはイナダからワラサぎりぎりの50cm弱くらいのものが多かったんですが、太さがそれはそれは丸々してまして、さばく前から脂の乗りが素晴らしい!ということが、よく分かるワラサ君たちでした。 マダイもワラサも味は最高でした。私のモットーは「キャッチ&イート」でありますが、mamiさんも「必釣必食」がモットーであるということで、非常に気が合いまして、2人でおいしく調理して、いただきました。 やっぱり釣った魚は自分で調理して食べるのが一番です。それが魚のためになると思いますし、無駄な命を減らさないためにも、釣った魚の命を自分の命に変えて供養してあげるのがいいと思います。 明日も私はがんばります。疲れた腕も、魚を食べたおかげですっかり元通りになってるはずです。魚不足の現代、皆さん、魚を釣って食べましょう! |
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