斉藤雪乃の「大和郡山」旅日記 2013年2月9日(土)更新

そろそろ春の暖かさが恋しくなるこの季節。ほっこりお散歩旅はいかがでしょうか。今回の舞台は奈良県大和郡山です。スタートのJR郡山駅にはその昔、金魚を運ぶ専用列車があったんです。駅員さんによると、貨車に金魚の桶を何段か積み、SLで運んでいたとの事。それだけ金魚にゆかりのある街。全国シェア40%が郡山の金魚と、今でも健在です。 まずはナニワ金魚池さんへ。こちらは様々な種類の金魚が揃っていてどれも珍しいものばかり。中には数万円する金魚も。まるで着物の着ているかのような美しさにうっとりしました。 続いて向かったのは郡山城跡。中でも目が釘付けになったのがさかさ地蔵です。名前を聞いただけではピンときませんが見てびっくり。思わず手を合わせてしまう光景でした。そのまま城下町を歩いて散策。和菓子を戴いたり、藍染め体験でお土産を作ったり、三田村さんと道場で対決をしたり。小さな川と共に昔からの文化が根付いている。郡山ならではの風景ですね。 旅のしめくくりはミシュラン1つ星のル・ベンケイ。ヨーロッパの古城を思い起こさせるような佇まい。立派な門をくぐるとそこにはロールスロイスが。まさに夢の世界。一歩中へ入るとそこは気品漂う空間が広がっていました。自家農園で作られたお野菜をふんだんに使ったフランス料理のフルコース。ゆっくりと味わう三田村さんに緊張気味の私。自然と背筋が伸びる一流の味でした。 さぁ大和郡山の旅へいざ。放送は16日土曜日夕方6時30分からです。