日本が世界に誇る「和食」
「日本酒」「天ぷら」。
その文化を支えるのは、
それぞれの道で“神”とも呼ばれる匠たち。
和らしさとは? 技とは? 心とは?
道を極めたともいえる神々たちが、
長年をかけて技を探求するなかで、今、
考え始めた次の世代へ伝えたいものとは…。
映像美とともに、
神々たちの目に映る和食の未来に迫ります。
- ナレーター
- つるの剛士
酒の神
- 農口尚彦
- 85歳
- 農口尚彦研究所
- 「酒造りの神様」と呼ばれる。
日本最高峰の醸造家のひとり。
- 戦後失われつつあった山廃仕込みの技術を復活させ、日本酒造りを長年支えている。
- 一度引退するも2017年、石川県小松に『農口尚彦研究所』として新しい酒蔵を立ち上げ、 世界に求められる“常に同じ味”のSAKE造りを追求し続ける。
- 多くが20代という弟子たちとともに挑戦する
- 70年目の一番搾りを追いかける酒の神が司るミライとは?
和食の神
- 村田吉弘
- 66歳
- 菊乃井
- ミシュラン3つ星の和食料亭
『菊乃井』の三代目主人。
- 和食のユネスコ無形文化遺産登録に尽力したことでも知られる。
- いかに“あの時、あの場所と同じ味”を届けるのか?
- 勘と経験に頼らない和食のあり方を探求し、弟子だけでなく垣根を越えた交流に奔走するなか、
- 11月に食の融合をテーマに東京で開店する「ライブキッチン」でその腕を振るうこととなる。
- 和食の神がその背中に背負うミライとは?
天ぷらの神様
- まるでギャラリーのような多彩なアーティストの作品が並ぶ天ぷら店『みかわ是山居』。
- 「天ぷらの神様」と称される店主は、今なお、芸大に足を運び、若い陶芸家らとの繋がりを探っている。
- 早乙女哲哉
- 72歳
- みかわ是山居
- 多様な感性が混在してこそ、総合芸術としての天ぷらの姿がある。
- “同じ味が同じではない”器に盛られた世界観をいかに伝えるのか?
- 店で弟子たちだけで初めてお客に天ぷらを振舞う一日に密着。
- 天ぷらの神が弟子たちに見たミライとは?