中国 西の最果て ◆中国西の最果て、新疆ウイグル自治区 シルクロードの要衝に巨大地下街!仕掛け人は大阪 船場の商人!辺境に生きる若き女性店員たちの夢・・・・・・再び活気づくシルクロード、その理由とは? ▼新疆×可能性 ▼番組概要
新疆のようす
新人従業員・建設した地下街
新疆×可能性 ▼番組概要
中国西の最果て、新疆ウイグル自治区。
日本の4倍以上の広さをもつ辺境地帯だ。

その新疆の首府ウルムチに9年前に進出したのが大阪船場の中堅商社「辰野」。辰野元彦副社長は日本に来ていた留学生に誘われ視察、一目でその可能性に惹かれ独断で進出を決めたという。

98年、ウルムチの中心地に130メートルのファッション地下街を建設、サービスの概念に乏しいこの地で、日本式のサービスを叩き込んだ自社の従業員をテナントの従業員として派遣し、地下街全体のサービスレベルを維持するという新しいビジネスモデルを構築した。

その結果、去年2期が、そして今年5月には3期がオープンし全長500メートル、従業員700人の大地下街へと成長した。3期の新人従業員、趙さんと楊さんは少数民族の回族。教育トレーニングを受けいよいよ開業式。

別の店から派遣され店長を任された趙さんと、高校を卒業したばかりの楊さん。彼女たちがどのように成長していくのかを通して辰野がウルムチに与える影響力を描く。一方で辰野発展の裏には中国の政策がある。

中国政府は経済格差の是正を理由に'99年西部大開発プロジェクトを打ち出し、新疆は重点開発地域の一つとなった。
新疆には石油・天然ガスなど豊富な資源が埋されている。車の急増で石油の輸入量が増える中、新疆は中央アジアとのパイプ役としても中国にとって欠かせない地域となっている。

さらに経済発展は政府にとって気がかりなウイグル族の民族独立運動を阻止することにもなる。

こうした現状の中、日本企業にとって新疆にはどのような可能性があるのか?そして辰野の次なる野望とは?

新疆×可能性 ▼番組概要
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プロデューサーから一言
沿岸部との格差が問題となっている中国で、沿岸から最も遠い新疆ウイグル自治区が今急成長しています。 そこはかつてシルクロードの要衝として栄えた街。

いち早く目をつけた大阪船場の商社「辰野」の辰野元彦副社長のチャレンジ精神と現地の文化を変えてしまうほどの斬新なビジネスモデル、そこで新人として配属され教育をうけた2人の若き従業員の変化に注目です。

また、なぜこの辺境の地が急速に発展しているのかという政治的なマクロの視点からも新疆ウイグル自治区を切り取ります。
新疆ウイグル自治区 写真
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