2014年12月29日(月) 夜11:18~0:18放送!2011年、民主化を果たしたミャンマー。“最後のフロンティア”は外資の進出ラッシュに沸き、日本企業の進出もこの3年で3倍に急増するなど、日本との関わりも急速に強まっている。しかし、そんな表の顔とは別に、地方の人々の暮らしには大国の影が迫っていた。

合わせて26億の人口を抱える中国とインドにはさまれるミャンマー、第2の都市マンダレー北部は世界の90%を産出するルビーを始め、鉱物資源の宝庫だ。しかし長く政府と少数民族自治区の対立が続き、鉱物の埋蔵量は未だわからない。「最後のフロンティア」と称されるのはそのためだ。
中でも近年注目されているのが「金“GOLD”」。実は世界のGOLDの50%はミャンマーの2つの隣国中国、インドで消費されているのだ。取材班は、マンダレーから約200キロ離れた手掘り金鉱山をもつ小さな村を長期取材、村のリーダー、チゴンさんに長期密着した。すべて手作業の原始的な鉱山で、精錬もすべて手作業。それでもGOLDのおかげで村は潤っていた。
ところが民主化で外資が次々に参入し国が沸きかえる一方で、この村には中国企業の影が。500mの深さまで掘り進む機械化された工場。それが鉱山の範囲を広げるためチゴンさんたちの村にも進出しようとしていた。村のリーダーとして交渉に挑むチゴンさんだが・・・
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