国が実施した集団予防接種における注射器の回し打ちで広がったB型肝炎ウイルス。
感染者は45万人を超えるとも言われ、発症すると慢性肝炎、肝硬変、肝がんと命にかかわる病気になることも…
そして、あなたも感染しているかも知れないのです… この問題を本人たちの証言から構成し再現ドラマ化。
さらに今なおつづく闘いを追った新型ドキュメンタリー。
亀田谷さん親子(ご本人)
奥泉弁護士(ご本人)
美馬医師(ご本人)
1989年、5人のB型肝炎ウイルス感染者が原告となり国を相手取り立ち上がりました。完全勝利まで17年を要したB型肝炎訴訟の始まりです。
1審では肝炎の権威2人が、B型肝炎ウイルス感染拡大の原因を集団予防接種とは限らないと証言。原告は敗訴します。
弁護団の新人弁護士・奥泉氏は国側の主張を覆すために奔走しますが、証言してくれる医者はほとんどいませんでした。
そんなある日、1本の電話から事態は急変…
「あなたたちは何も悪くない…」感染に苦しむ原告に寄り添う弁護団の奇跡の逆転劇とは!?
佐藤さゆりさん(仮名)
前回取材した大阪原告団の小池真紀子代表は、佐藤さんのように苦しむ人たちを救うため活動を続けています。
願いは医療費助成の拡大。肝炎患者に適応されている医療費助成を「肝硬変、肝がんまで広げたい。」
大阪原告団 小池真紀子代表
そして、小池さんにはもうひとつの願いが!それはB型肝炎ウイルスを完治する薬の開発です。 大阪大学では多くのアジア人留学生なども参加して、その研究が着実に進んでいました。
「悪いのは感染者じゃない!」
小池さんたちの願いがかなう日は近づいています!