世界は君をまだ知らないIV

9月27日(日)午後2時放送
2020年東京でオリンピック開催が決まり一挙に活気づいた日本スポーツ界。
関西には過去数多くの超一流アスリートを輩出し、今後日本スポーツ界を大いに活気付けるだろう逸材が揃っている。
今回の番組は、「これから世界へ羽ばたこうとしている関西の若きアスリートたちに密着」するドキュメンタリー第4弾。
ナレーター 浅尾美和「これからの日本のスポーツ界を担っていく若きアスリートの素顔に迫るのはもちろん、競技の面白さをこの番組を通してたくさんの方々に知ってもらえたらと思います。」

Table tennis【卓球】

伊藤美誠(いとう みま)

プロフィール

静岡県磐田市出身。2000年10月生。現在、大阪市内の中学に在学中。
2歳から卓球を始め、2011年全日本卓球選手権大会で福原愛が持っていた史上最年少勝利記録を塗り替えた。2014年平野美宇との女子ダブルスでITTFワールドツアーグランドファイナル女子ダブルスに優勝した。

今年4月、中国で開催された卓球世界選手権。
14歳の少女に日本中が釘付けになった。
女子シングルスで日本人トップのベスト8に進出、大会の新人賞を手にするなど大活躍となった。これにより世界ランキングも15位から11位に上昇、6月の発表では9位とトップ10にくい込んで来た。日本人選手では石川佳純、福原愛に続き3番目となる。来年のリオ五輪では日本人上位3人目も候補となるため、五輪初代表の期待も一気に高まってきた。
卓球のワールドツアーで8月の大会を終え、五輪代表は9月発表の世界ランキングを基準に候補選手が選ばれる。身体的精神的にギリギリの状況で天才少女はどんな成長を遂げ、またどんな表情を見せるのか、その素顔を追った。

Boxing【ボクシング】

加納陸(かのう りく)

プロフィール

兵庫県川西市出身
幼少期から空手やボクシングなど格闘技を学び、2012年にはボクシング
U-15日本王者に輝く。現WBAアジアミニマム級王者で、6月に日本国内デビューした。 多彩な右と威力ある左ストレートが持ち味のサウスポー。

世界4団体制覇の高山勝成から「世界王者間違いなし」と太鼓判を押された17歳のボクサー加納陸(大成ジム)。高校へは進学せず、「三田から世界チャンピオンを」と掲げるジム会長と史上最年少での世界王者に向けて日々練習に打ち込んでいる。
ジム同期生である服部海斗と世界王者目指してきたが、海斗が急逝。友の思いも拳にこめて戦う。

Judo【柔道】

阿部一二三(あべ ひふみ)

プロフィール

神港学園高校に在学中。
高校2年のインターハイでは6試合全てを一本勝ちして優勝、全日本監督井上康生にして「高校生のレベルを凌駕している」と言わしめた。
その後のグランドスラム東京では、世界選手権3連覇の海老沼匡を撃破、男子では史上最年少となる17歳で大会を制覇した。
日本柔道のエースとしての期待が高まっている。

2014年12月テレビ東京が放送した柔道グランドスラム男子66キロ級で金メダルを獲得した。高校記録を次々に塗り替え、同世代では完全に無敵。2020年東京五輪を待たずに、現在は2016年リオデジャネイロ五輪のメダル候補として名乗りをあげている。
惜しくも4月5日の全日本柔道選手権大会では準決勝で敗退し世界選手権代表入りを逃したが、現在巻き返しを図っている。
期待の若手柔道家、高校最後の夏に迫る。

Fencing【フェンシング】

東莉央・東晟良(あずま りお・あずま せら)

プロフィール

小学生のときから二人そろってフェンシングを始める。
2011年国際ケーニヒ杯フェンシング大会小学生の部で姉・莉央優勝、晟良準優勝。今年4月には妹・晟良も和歌山北高校に入学し、姉・莉央(2年)とともに和歌山北高校の二枚看板となった。

伸び盛りの高校生姉妹が、世界の頂点を目指す姿に密着。
今年1月でも取材した東莉央・晟良の姉妹。
姉妹ともに着実に実力を伸ばしてきており、2020年の東京五輪出場に期待がかかる。