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京都もうひとつの歴史
【ナビゲーター】檀れい、斉木しげる 1200年以上もの歴史を持つ日本の古都・京都。その京都の名前にある「京」も「都」も元来は「王都」を意味する言葉だった。「王都」として君臨し続ける街・京都は、いつの時代も多くの人々を引き付ける。それは、ただ単に数多くの神社・仏閣があるからではない。日本古来から連綿と受け継がれる「思想」があるからではないか。しかも、その思想は複数存在しているという。 そして檀れいは、斉木とともに上賀茂神社へ。北の玄武を守るために造られた神社だ。ここに、さらなる思想のひとつが隠されていた。上賀茂神社を守る賀茂家は、天文学・暦学を極めて朝廷に仕えた家柄。その弟子にあたる人物がいる。あの「陰陽師・安倍晴明」だ。晴明は陰陽道を駆使し、式神を自在に操り、天変地異までを予知したと言う。また安倍晴明は、陰陽師としてだけではなく様々な役職に就いたと記録されている。朝廷に仕え重要な判断を下す役割を担った、安倍晴明が司る「陰陽道」とはどのようなものだったのか?その謎を探るべく中国へ。そしてそこには、京都と密接な関係が存在していた。 「災いをさる」という言葉から生まるこの鬼門除けは、京都御所の北東の角にある猿から始まり、その延長線上に猿ラインが作られ、平安京の鬼門を幾重にも守っているのである。
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