福島県の海側、浪江町大堀。福島第一原発から約10キロに位置するこの町は、帰還困難区域に指定されている。
半年ぶりに自宅へ戻った男性。彼は323年の歴史を持つ大堀相馬焼の職人だった。
強制退去、仮設の窯、散り散りとなった職人たち。伝統を守りたい思いと現実との狭間で揺れる毎日。
窯出しの日。仮設の工房には焼き物に生命を吹き込むあの「音」が響く。それを聞いた彼の決断とは。
この他、震災後の大洪水や風評被害を乗り越え、ユネスコの制度・エコパーク登録を目指す只見町など、豊かな自然を持つ本来の「福島の姿」も伝える。
Copyright (C) Television Osaka Inc. All Rights Reserved
1年間の避難生活を余儀なくされたある男性が、生まれ育った町へ戻ってきた。彼はただ一人の公立病院の産科医。院内の担当表には彼の名前しかない。そして、そんな彼の元へ地元出産を決めた女性が訪れた。
「日本中どこでも目にする幸せの瞬間も、福島では特別な意味を持つ」。医師が語った未来への希望とは。
民間最大のジェット機を使ったアクロバット飛行チーム 「BREITLING JET TEAM」。今年5月、被災地の人々に「少しでも上を向く機会を作りたい」との思いで福島を訪れたが、ハイライトのフライトは、悪天候のため中止となった。
もう一度「飛びたい」。もう一度「空を見上げたい」。実現したのはその3ヶ月後だった。空に舞うジェットがつないだ福島の人々の思いとは。