これから。〜2013 ふくしま〜

2013年10月19日(土)午後4時〜5時15分放送        再放送:12月29日(日)午前11時55分〜昼12時54分放送

  • 同時放送 TXN系列6局
  • 11月3日(日) 昼0時45分〜2時放送
  • ナレーター:内藤剛志、高本めぐみ

葛藤

福島県の海側、浪江町大堀。福島第一原発から約10キロに位置するこの町は、帰還困難区域に指定されている。
半年ぶりに自宅へ戻った男性。彼は323年の歴史を持つ大堀相馬焼の職人だった。
強制退去、仮設の窯、散り散りとなった職人たち。伝統を守りたい思いと現実との狭間で揺れる毎日。
窯出しの日。仮設の工房には焼き物に生命を吹き込むあの「音」が響く。それを聞いた彼の決断とは。

この他、震災後の大洪水や風評被害を乗り越え、ユネスコの制度・エコパーク登録を目指す只見町など、豊かな自然を持つ本来の「福島の姿」も伝える。

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あの日から2年半。7年後の東京オリンピックに日本中が沸く中、福島では今日という日を懸命に生きる人々がいる。南相馬の公立病院でたった一人の産科医。「避難者」という現実と伝統に葛藤する職人。そして「もう一度」という思いに未来を託す人々。番組では未曾有の震災被害に対峙する人々の「今」を伝えるとともに、福島の「これから」への思いを描く。

未来の種

1年間の避難生活を余儀なくされたある男性が、生まれ育った町へ戻ってきた。彼はただ一人の公立病院の産科医。院内の担当表には彼の名前しかない。そして、そんな彼の元へ地元出産を決めた女性が訪れた。
「日本中どこでも目にする幸せの瞬間も、福島では特別な意味を持つ」。医師が語った未来への希望とは。

AGAIN

民間最大のジェット機を使ったアクロバット飛行チーム 「BREITLING JET TEAM」。今年5月、被災地の人々に「少しでも上を向く機会を作りたい」との思いで福島を訪れたが、ハイライトのフライトは、悪天候のため中止となった。
もう一度「飛びたい」。もう一度「空を見上げたい」。実現したのはその3ヶ月後だった。空に舞うジェットがつないだ福島の人々の思いとは。