俺たちの釜ヶ崎 ~貧困街が教えてくれた幸せの選び方~

かつて日雇い労働者の町として栄えた大阪・西成区 『釜ヶ崎』。 長引く不景気はこの街から仕事を奪い、 今や日本有数の貧困街となってしまった。

この場所で出会った2人の男 生活保護を受け、ホームレスから抜け出した男。 生活保護を拒み、ホームレスをしながらもなお、働き続ける男。 2人の男の生き方を通して、本当の幸せとは何かを教えてもらった。

釜ヶ崎で出会った2人の男たちは
それぞれ別の道を選んだ

生活保護を選んだ男

釜ヶ崎で長年ホームレス生活をしていた男性が、生活保護を受けた。
順調な生活を送るかに見えたのは、ほんの束の間だった。
働かなくても毎月入ってくるお金と、ぽっかりと空いた時間が逆に彼を悩ませるようになる。

ホームレスで働き続ける男

「好きちゃうねん、国の税金でメシを食うのは」
そう話す彼は働き続ける道を選んだ。
日々働いて、金を稼いで、自分らしく生きていく。
どん底の生活の中でもプライドを持って強く生きていた。