「人を愛したい」「誰かに愛されたい」
誰もが持つ当たり前の「想い」です。
しかし障害者の中には「恋愛」を諦めてしまう人が少なくありません。
こうした人たちの「性の介護」を行う団体があります。ホワイトハンズは重度の身体障害で、自分では射精行為を満足にできない人たちに「射精介助」を行っています。
京都代表を務める男性は、もっとオープンに障害者が「性」や「恋愛」の悩みを相談できる制度が欲しいといいます。
障害を抱えながらも「恋愛」を経験し、「結婚」する人もいます。しかし障害者の「結婚」は、家族の支援と理解がなければ難しいといいます。
京都に住む55歳の男性は脳性まひで手足が不自由です。
同世代の女性との「結婚」を考えていますが、彼女も重い障害を抱えており、「結婚」して一緒に暮らすのは難しいといいます。月に数回のデートが二人の楽しみです。
障害をもつ女性の「妊娠」や「出産」にも厳しい現実があるといいます。
障害者の社会的な自立や日常生活をおくれるように法律は改正されましたが、障害者の「結婚」や「恋愛」を支援する制度はありません。
障害者が置かれている「性」と「恋愛」の現状を取材します。
ナレーター:藤井隆