1945年_第二次世界大戦終戦後の中国。
新しい国づくりの中で鉄道の修復と建設は急務でした。
中国が目をつけたのは、
かつて“満鉄”(南満州鉄道)で働いていた人々でした。
多くの日本人が祖国へと引き揚げる中、
彼らは中国西部へと送られ、鉄道建設を命じられました。
脆い地質、複雑な地形・・・
橋やトンネルが多く難工事と言われた一大事業。
日本人鉄道マンたちは中国人に技術を伝えながら懸命に働きました。
当時を知る数少ない証言者から明らかになった両国の心の交流と、
それを後世に伝えようとする老人の姿を通し、
知られざる大事業の真実に迫ります。