指紋は何のためにあるの?
指紋は、指先を敏感にすることと、物をつかみやすくするためにあるのです。

指先には、圧力などを感じる感覚点と神経がたくさん集まっています。もしも指の表面が平らであれば、ものすごく小さいものをつまんだ場合、そのまわりもへこんでしまうので、微妙な大きさや強さがわからなくなります。

しかし、指紋があることによって、山の部分だけがへこむので、非常に細かなところまで大きさや強さが感じられるのです。

また、指紋には滑り止めの役割もあります。
指紋はデコボコしているので、物に触れたときの摩擦(まさつ)が大きくなり、滑りにくくなるのです。